「わたしが、やったんちゃうわーっ」母の日常、その(1)
「わたしが、やったんちゃうわーっ」母の日常、その(1)
2005/8/15(月) 午後 2:32
某月某日 認知症になった母を見てきて、人目憚らぬ百面相、表情豊か、瞬時に変わる言動、何のしがらみもなく、人間こうありたいと,時折そう思うことがある。
大袈裟に言えば「魂」の解放か。(認知症の方々やその介護をされている多くの方々の苦しみは十二分に承知しております。それと、私がそう思ったこととは何の関係もありません、念のため)。
「お袋ちゃん、眠たいんか?風邪引くで~、もう、しゃ~ないな」午後9時少し前、寝るにはち
ょっと、早いが、母が座椅子からズリ落ちそうになって。
「おしっこないのんか?、あかん、寝てるわ~」リビングにある、テレビとは全く逆を向いて気持ちよさそうに眠る母。
「こらあかんな~、完全に寝たはるわ」顔を天井に向けて、座椅子からひっくり返りそうになって眠っている。その時。
「わたしが、やったんちゃうわーっ!」とハッキリした寝言を繰り返す母。(お袋ちゃん、何の夢見てるんかな~)。結局この日は11時過ぎに。
「にいちゃん、おしっこー!」と母が眠そうな顔をして、言うまで起こすことは出来なかった。
ト書き:介護関係の、専門書やヘルパーさんらの、マニュアル本(主に、認知症関係)を、以前から、読むように、医師・介護関係者らから、随分勧められた。
結局、一冊も、読まなかった。「お袋ちゃんの、世話してるだけやんか・・・」とする、思いがあった。で、読まなかった。