某月某日 会社の近くで、帰社中に、懐かしい声が。


「あっ!〇〇さん、ちょっとう~」真正面から自転車だ。


「あ~っ、〇〇姉~ちゃん」私の従兄妹の、最年長。


「どう?、元気にやってるぅ~」人通りを除けて、立ち話。


「その節は、ほんま、お-気に」母の葬儀以来、ほぼ一年ぶり。従兄妹で、付き合っていたのは、この一家だけだ。後の親戚連中とは、不義理の侭だ。


「大変やったやろう、どうなん、元気でやってる」


「早いわ~、姉~ちゃん、もう一年(母の一周忌)になるわ」


「そやね!、来月やもんね~、仕事は?どうしてんのん」


「長いこと、放ったらかしやったから、、、」


「大丈夫なん?」顔を覗き込まれた。


「うん、やれるとこから、何とか、やってます」(大丈夫、とは、言えない、〇〇姉ちゃんは、内情を知っているから)。


「無理せんと、身体大事にしてね~」週末、どちらも仕事の途中、忙しい。近況を手早く伝え。


「ほな、〇〇さん、またね~(姉~ちゃんは、必ず私を、さん、付けで呼ぶ)」自転車を押しながら、交差点へ向かった。


「姉~ちゃんら、もなっ!」手を振って、背を向けようとしたら。


「頑張ってね~」一杯の笑顔で、エールを送ってくれた。向き直って、私は、もう一度、手を振り返した。(姉~ちゃん、おー気に)。