某月某日 この日は、京都で開かれる「男性介護ネット二周年記念」の式典に出席するつもりだったが、東北、関東にいる身内(妹夫婦と甥っ子)と連絡が取れず、出席を取りやめ、自宅で連絡を待つことにした。で、何日ぶりかで、洗濯。震災が気がかり、TVを付けっ放しにした。


「もう、終わりか~」洗濯物が、減った。ベランダの物干し、半分も使わない。干すのにも、5分とかからない。(ふっ、数えるほどしかないわ~)。改めて、母が亡くなったことを実感する。(お米研いどこか)。キッチンへ。


「ご飯炊いときゃ、何とかなる」2時間置きくらいに、妹や甥に電話を入れるが。(あかん、繋がらん)。


「明日は分別ゴミの日やな~」キッチンへ戻り、ゴミの分別をしながら、TVをちょこちょこ、見ていた。


「福島原発のニュースか~」(な~な~会見、何んの説明か、ようわからん)。二転三転する発表では信憑性がない。


「ん、隠蔽!!」かすかに、隠蔽と、言う言葉が聞こえた。急いで、キッチンを出て、TVを見た。官房長官が映っており、記者の質問が飛んだ、その記者が。


「隠蔽、、、云々」を、質問したようだ。(確かに、隠蔽って聞こえたでー)。福島原発で何が起きているのか、私も本業は、記者だ。30数年の経験から、前後の質疑応答は分らないが、この記者の問いの意図は、良く分かる。直ぐに画面が切り替わってしまった。(この会見、発表する方も、取材の記者連中も、どっちゃも、ようわからんのんちゃうかな~)と思っていた。肝心の質問をしないからだ。が、耳に残った、隠蔽には。


「う~ん、隠蔽か!やっと聞きよったっ!」(ちょっとは、記者魂持っとる奴、おった、どうせ、バレんのにな~)。非常事態だと言うのに、この手の輩の体質は変わっていない。(必死に動いている現場の従業員が可愛そうや)。


PS:妹夫婦、甥の無事を確認しました。