日付をさかのぼってのブログです。

 

この頃の母は、認知症の症状が急速に進み始めた最初の頃でした。

 

いわゆる幻視が増えてきました。

 

以前から、犬と猫を間違えたり、影を黒猫と間違えたり等は時々ありましたが、

まったく無いものが見えるようになってきました。

 

はす向かいの家の屋根のあたりにいろいろと見えるようです。

 

ある日は、屋根の上にトラックと飛行機が来たようです。

「トラックに乗ってどこか行ってきなさい」

 

また違う日は、はす向かいの家に、踊り子が見えるらしい。屋根の上なのか、

実際には無い窓から見えるのか、たくさんのお嬢様が脚を上げて踊っているそうです。

「あんな踊ってる子がいいの?あなたも一緒に行って踊ってきたら?」

 

まあ、少し気味が悪いですが、実害は無いのでまだマシです。

どうせ視るなら、もっと楽しくなるものが視えるといいんですがね。