とかく、進行して独特のALSの介護や、

それを抱えながら新たな仕事を始め、

頑張ってこれからという時に、

また一から全く違うことをはじめて、

不器用でどうしようもない私は

長きにわたって心や体を傷めてしまった。

それはそれは本当にしんどく苦しい。

どんな人でもしんどいことはあるし、

自分だけではないけど、

年齢も相まって自分の軸がボロボロに削れてしまった。


肩の力を抜いて、考えすぎ、

真面目すぎる、前向きに、、

落ち着いて、、息抜きして、

今までどれくらいのたくさんの人たちに言ってもらっただろう。

みんな思ってくれてたのに。。

上手くそしゃくできずに、吐き出してばかりか、

悪いものでお腹いっぱい、満腹で入らない、

それでもって良いものは何ひとつ受け付けない。

元々もそうだったけど、

夫が病気になってからこっち、

人の顔色ばかり勝手に見て、勝手に。

勝手に傷ついて。

焦って、、

空回りして、とんでもない感情に押しつぶされて、誤って、謝って。ほとほと嫌になってしまった。

それでも夫は

「なんでもどうでもいいから」

「大丈夫やから」

と言ってくれた🥺


そんな私が少しずつ長年の疲れが、肩こりがじわじわしてきて、、

久しぶりに肩の力を少しだけ抜いてゆっくり御飯を食べた。

何も気にせず言いたいことを言った。

ごめんなさいと言う口癖が出なかった。

人の話をちゃんと聞いた。

久しぶりの、懐かしい自分をみた。


でも今日もまた大失敗した。

自分のことだけだったから、

まあ、いいや、と振り切った。


私は野球が大好きで、なぜ大好きかと言うと、

全てを忘れて応援できるから。

絶不調の選手が立ち上がって乗り越える姿を見せてくれるから。

外野の声に反応せずそれでも感謝は忘れずに、

自分のチームを大切にしてるから。

それをえこひいきせず、じっと黙って采配する監督や明るく盛り上げる首脳陣が好きだから。

勝手に自分の人生と重ねて勇気をもらって

頑張れるからなのかも知れない。

介護をしていると、闘病していると、

そう言うものに心を支えてもらう。

大きな声で応援歌を歌って、

何も気にせずあーだこーだ言う。

いつか、私もさよならヒットを、

夫のために、大きな逆転ホームランを。

そう思っていたけど、

今はなんか違う。別に負けても、次。

そんな気持ちです。