こんにちは
在宅生活を支える
医療と介護の橋渡し
を考えるリハセラピスト
PTいちのせです。
先日、コミュニケーションが大事!
という話をしました。
今日は
じゃあ実際どうしたら良いの?
という話です。
私はありがたいことに最近よく
「利用者さんがみんなPTけいこさんの
ファンになってしまう」
と言って頂けています。
それはすべてではありませんが
コミュニケーションのおかげだと思います。
コミュニケーションに関する書籍や情報は
世の中にいくらでも溢れているので
私が現場で意識的に行っている
行動ベースの話をしていきますね。
私が一番意識しているのは
相手に興味を持つことです。
相手(利用者さん)が
普段どのような生活をしていて
昔どのような仕事や生活をしていて
何が好きで何が嫌いで
これから何をしたいと思っているのか
など
とにかく相手の全体像をとらえること。
これはPTとして日常生活の評価をする
という意味もあると思います。
ですがただ『○○が好き』『○○をしていた』
という情報だけではなく
その情報をさらに掘り下げることが大事。
『釣りが趣味だったんだよね』に対して
『あー私釣りわからないんです』
では会話が終了してしまいます。
”掘り下げる”とは、例えば
『海釣りですか?川ですか?』
『何を釣ってたんですか?』
『一番大きな獲物は?』
など。
その趣味に関する質問です。
自分が知らないものでも
もともとは相手が好きなもの。
むしろ素人に『教える』という行為が
過去の記憶の想起になり、
いい刺激になることもあります。
『釣り』というワードから
どれだけの質問ができるかを
考えてみてくださいね。
質問が浮かばない…という人は
5W1Hで考えてみてください。
5w(Who、When、Where、WhatWhy)
1H(How)
です。
上記の釣りの話に例えると
Who(だれが):1人で?友人と?
When(いつ):何歳くらいの時?
Where(どこで):海?川?沼?
What(なにを):魚、竿や餌の種類
Why(なぜ):それを始めたきっかけ
How(どのように):やり方
のような感じ。
これだけでも無限に話が広がりそうです。
もちろん、これらを尋問的に
誰と?いつ?なんで?などと問い詰めるのではなく
5W1Hから1つ選び、
さらに5W1Hで掘り下げていけると
会話のキャッチボールとして成立しやすいです。
利用者さんを相手にすると
身構えてしまいがちですが、
実は友人や家族との何気ない会話の中で
普段から無意識的に行っていることなのです。
これを意識的に行うことができると
利用者さんをあなたに夢中にさせる
コミュニケーションになりますよ