介護とITについて、思うところを書いてみます。
グループホームとデイサービスを経験しましたが、
そのどちらでも介護員は、業務にPC・タブレット・スマホの使用は皆無。
事務所にPCはありWifi環境もととのっていますが、
使えるのは正社員・常勤の職員で、
非常勤ではケアマネさんや看護師さんなどが時々使っている、
そんな感じです。
要するに、介護員はITできなくていい。
それはたぶん、介護員のほとんどがパートで女性、そして年齢層が40代後半以上と、
高めだからというのも原因のひとつとしてあると思います。
パート介護員はITできなくても大丈夫。
なので、PCやインターネットをやりたくない人にとって、入りやすいのです。
だからますます、IT化が進まない。
介護員を募集する条件に「PCが使える」という求人は、今のところ見たことがありません。
私はIT業20年以上経て、パート介護員になりましたが、
採用面接のとき、「どうして今さら介護?」と聞かれました。
そんな感じなので、私のITスキルは今の職場では、ないも同然。
事務所のPC作業に口出ししようとしてみても、
「そんなことやらなくていい」と言われてしまう感じです。
IT業界では当たり前のリアルタイムの情報共有、
必要な時に必要な形で取り出せるようになっている過去データの蓄積などが、
全くできていない不便さが、介護員の世界ではあたりまえ。
なのですが、
言葉には気をつけなければいけません。
こういうことを私が言ったら、きっと袋叩きにあってしまうと思います。
次回に続きます。