●その人らしさ

利用者一人ひとりの個性であり、長い生活経験の中でつちかわれた価値観やこだわり、プライドといったことです。

それは、言葉で伝えられるような普遍的な知識でもありませんし、追体験によって再現できるものでもありません。

目にも見えず、論理的に根拠をもって説明できるようなものでもありません。

 

生活を支援していくにあたって必要とされる支店は、

障害や病気だけではなく、

一人ひとりの生活経験の多様性から形成された「その人らしさ」をいかに尊重していくかという視点です。

 

●多くの人は老いそのものを否定的にとらえているわけではありません。

 

 

●介護予防と言う視点

介護を必要とする高齢者への支援においては、介護職側の考え方や姿勢によって利用者本人のWOLそのものが大きく左右されるという認識が必要になる。

 

●能力を引き出す支援

要介護状態になることをできる限り防いだり、要介護状態がそれ以上に悪化しないようにしたりする考え方が重要になる。

 

●個別的な生活支援を考えていくうえでは

その人の要介護状態や生活している場の在り方はもちろんのこと、

その人が過ごしてきた人生の在り方、あるいは病気の種類や進行状態、

年齢、さらには家族との関係や、利用者自身がもつ人生観

などといったことも大きな意味をもっています。

 

平均寿命を超えた高齢者に対しては、これまでに過ごしてきた時間の重みを尊重するとともに、

残された時間も念頭におきながら支援していく姿勢が求められます。