●準備
医師の指示書等の確認を行う
①「医師の指示内容を確認しました」
指示書を手に持ち、指示内容を指でたどる
石けんと流水で手を洗う
②「手を洗いました」
手洗い動作をする
必要物品をそろえる
②
・必要物品（栄養剤（E液１００ｍｌ）・伯東１ｍｌの入ったカテーテルチップ・イリゲーター・栄養点滴チューブ）を指さし確認する。
・栄養点滴チューブのクレンメを閉める
栄養剤の種類、注入する量、適切な温度、注入開始時刻、注入時間を確認する
③「指示通りの栄養剤を確認しました」
医師の指示書を見ながら、栄養剤名を確認する
●実施
栄養剤の準備をする
④
・イリゲーターの内側に触れないようにふたを開け、栄養剤を注ぎ入れる
・点滴筒を指でつまみ確認して、点滴筒に栄養剤を半分程度ためる
・栄養点滴チューブの先端を空容器に向けた状態で、クレンメを開け、チューブ内を栄養剤で満たし、クレンメを閉じる
・栄養点滴チューブの先端を不潔にしないよう、イリゲーターのフックにかける
準備をした栄養剤を利用者のもとに運ぶ
⑤
栄養剤（点滴スタンド）を利用者の元に運ぶ
利用者に本人確認を行い、経鼻経管栄養の説明をする
⑥「Ｋさん、今からお食事を始めさせていただいてもよろしいですか？」「２時間ほどかかります」
目線を合わせる
注入する栄養剤が利用者本人のものかどうかを確認する
⑦「Kさんの栄養剤で間違いないです」
栄養剤の入ったイリゲーターを見る
経鼻経管栄養チューブの固定部と、チューブの状態を確認し、適切な体位い及び環境を整える
⑧「経鼻経管栄養チューブの固定、長さを確認しました」
掌で示し、チューブの固定と長さを確認する
「口の中にチューブがないことを確認しました」
・口の中を見る
「体を少し起こしますね」
適切な体位に整える（ベッドのギャッジアップをする
栄養点滴チューブの先端と経鼻経管栄養チューブの接続がはずれないようにしっかり接続する
⑨
栄養点滴チューブと経鼻経管栄養チューブを接続する
利用者に注入を開始する旨声掛けをしてから、クレンメをゆっくりゆるめ注入を開始する。適切に注入が始まったことを利用者に伝える。
⑩「お食事を始めますね」
・クレンメを開ける
・時計を見ながら、落下速度を調節する
・１秒１滴に合わせる
注入直後の様子を観察する
⑪「Kさん、ご気分は悪くないですか」
・目線を合わせる
⑫「また様子を見に来ます」
いったんその場を離れる
※注入開始～修了（２時間）の間、介護職は定期的にＫさんの元に行く
注入中の状態を定期的に観察する
⑬「Ｋさん、吐き気はないですか、お腹は張っていませんか」
顔を見る（吐き気・腹部膨張感）
「姿勢はつらくないですか」
体位の確認
「落下に異常ありません」
イリゲーターの残量を指さし、目視する
栄養点滴チューブの点滴筒を見て、滴下を確認する（滴下の確認）
掌で栄養点滴チューブをたどりながら、点滴筒から接続部、経鼻経管栄養チューブまで確認する
（チューブの俺や接続部のはずれ、経鼻経管栄養チューブの固定、長さを確認）
利用者に栄養剤の注入が終了したことを伝える
⑭「Ｋさん、お食事が終わりましたので、白湯を入れますね」
白湯１０ｍｌが入ったカテーテルチップシリンジをトレイに入れて利用者の元に運ぶ
栄養点滴チューブのクレンメを閉めて、経鼻経管栄養チューブと栄養点滴チューブの接続をはずす
⑮
・クレンメを閉める
・経鼻経管栄養チューブと栄養点滴チューブの接続を外す。
・栄養点滴チューブはイリゲーターのフックにかける
経鼻経管栄養チューブからカテーテルチップシリンジに入れておいた白湯をゆっくり注入する
⑯
・経鼻経管栄養チューブにカーテルチップシリンジを接続する
・カテーテルチップシリンジに入れておいた白湯（１０ｍｌ）をゆっくり注入する
・白湯を注入中は、顔色を見る
経鼻経管栄養チューブのふたを確実に閉める
⑰
カーテルチップシリンジをはずし、経鼻経管栄養チューブのふたを確実に閉める
経鼻経管栄養チューブの位置を確認する
⑱
経鼻経管栄養チューブを見る
注入後しばらくは、利用者の状態を観察する
⑲「ご気分は悪くないですか」
顔を見る
注入後しばらくは、注入物の嘔吐や食堂へのぎゃくりゅうぼうしのために上半身を起こした姿勢を保つ
⑳「しばらくそのままの姿勢でいてください」
顔を見る
●報告
実施後の利用者の状態、異常の有無について報告する
㉑「報告します。Ｋさんの経管栄養終わりました。吐き気、お腹の張りはありません」
指導者に報告する
●片付け
使用物品を後片付けする
㉒
点滴スタンド、トレイを足元に運ぶ
●記録
経鼻経管栄養の状況を記録する
㉓「記録しました」
