今週(12月4日~8日)の為替市場のまとめ

今週は金曜日の米雇用統計を控えてのポジション調整が中心。
先週ドル安が強まったことで、週初はドル安水準からのスタート。
ドル円は114円台前半へと下落し、同時にユーロ円、ポンド円など
クロス円での円高が目立った。
先週までの欧州通貨中心のドル安の調整が入った格好。
しかしドル全般には米雇用統計を控えての調整ムードが強く、
ドル売りは一服してポジション調整のドル買い戻しが見られた。
ドル円も114.40-50が再三サポートされたことで週初の円買いも落ち着き、
揉み合い相場へとなっていった。
注目の米雇用統計は、予想を上回る増加だったことから、
発表直後はドル買いが強まる。
ただドルの上値が重くなると、一時ドル円は114円台まで下落。
しかし、下値が限定的だったことから一気に反転。
これまでのドルショートポジションの巻き戻しが強まり、
結局ドル円は116円台で終わった。

(4日)
前週のドル安の流れを受けてユーロドルが1.33台後半の高値を更新して始まった。
しかし、新規材料となる経済指標などの発表がなかったことで次第に調整の動きが強まった。
ユーロドルは結局1.33台前半での揉み合いとなった。
ドル円は116円台を試すが乗せられず115円台前半へと押し戻されて頭の重い展開。
ユーロ円はいきなり154.20レベルの最高値をつけたが、上昇は続かず。
週明けの相場は短期筋のポジション調整など方向性に欠けるものだった。

(5日)
円高の一日。東京市場での揉み合いの後、ロンドン市場で円高が大きく進行。
ドル円は一時114.40レベルと今週の安値を記録した。
前週まで堅調な動きを見せていたクロス円にも調整が入り、ユーロ円は154円手前から
152円台後半へ、ポンド円は229円手前から226円台半ばへ大きく売られた。
前週のISM製造業の数字が弱かったことで注目されていたISM非製造業景況指数は
予想を大きく上回る好結果となり、ニューヨーク市場ではドル買い戻しが優勢に。
ドル円はクロス円の売り圧力があり114円台後半までと戻りは限定的だった。

(6日)
この日からは米雇用統計まで方向感のない相場がはじまった。
ドル円でもポジション調整の動きが支配的となり115円台前半をを回復。
クロス円でも売りが一服した。ユーロ円は一時152円台前半に下落したが
買い戻されて153円台に戻した。
米民間会社ADPのデータによる雇用統計が強い数字となったことで
ニューヨーク市場にかけてはがドル買いの動きになった。
ユーロドルは1.33を中心とした振幅相場となりいよいよ方向感が無くなってきていた。
そのほかの通貨ではニュージーランドが予想通り金利を据え置いた。
ボラードNZ中銀総裁が今後の利上げを示唆するタカ派のコメントを行ない、
NZ買いのきっかけとなっていた。

(7日)
この日も雇用統計を金曜日に控えて動きにくく、レンジ内での振幅が中心となった。
注目された政策金利はイングランド銀行が据え置き、ECBは0.25%利上げと
ともに織り込み済みで目立ったインパクトは無かった。
政策金利発表後のトリシェ総裁による会見では一時ユーロ買いの反応も
すぐに元の水準へ戻り、前日と同様の1.33を中心とた振幅相場に留まった。
ドル円も本邦勢の売り買いが交錯、115円を挟んだ水準で方向感に乏しい展開だった。

(8日)
今週で最も注目されるイベント、米雇用統計の発表当日で東京市場、
ロンドン市場とも模様眺めの展開が続いた。
ドル円は115円台前半、ユーロドルは1.32台後半と前日から変わらずの水準で終始した。
注目の米雇用統計は、予想を上回る増加だったことから、
発表直後はドル買いが強まる。
ただドルの上値が重くなると、一時ドル円は114円台まで下落。
しかし、下値が限定的だったことから一気に反転。
これまでのドルショートポジションの巻き戻しが強まり、
結局ドル円は116円台で終わった。