【一枚の絵・9】

岡崎市美術館
『版画に見るジャポニスム展』(1990年)より
アンリ・ムーニエ
《静寂の時》(『エスタンプ・モデルヌ』誌より)
石版画に彩色されたフォトレリーフ
1897年 34.3×23.8
ジェーン・ヴーヒーズ・ジマーリ美術館

風景写真 カメラ1


岡崎がいくら辺境の地「トワイライトゾーン」でも、美術館くらいはあるっ!
2年前の『ルノワール展』以来の大きな展覧会だというので、さっそく初日に観に行ってしまった ねこですにゃー

要するに、浮世絵・陶磁器を代表とする日本の美術が、西欧の芸術家たちにどのような影響を与えたのか?を探るわけで、なかには、広重の「東海道五十三次」や北斎の「富嶽三十六景」をそっくりそのままコピーしたような作品もあり、なかなか笑えました。

ごひいきのミュシャのポスターもあったけれど、今回はこの《静寂の時》に決定。
なぜって、この男性、わが家の「オリエンタル野郎」ことダンナに通じるところがありますもんドキドキ
こんなに美形じゃないけどねェ…。
(1990年8月)


『版画に見るジャポニスム展』
◆1990年8月1日(水)-26日(日)
 岡崎市美術館(愛知)


岡崎市美術館 →
(愛知県岡崎市明大寺町茶園11-3)

ジェーン・ヴーヒーズ・ジマーリ美術館 →


【2008年・追記】
昔、5年ほど岡崎市民(愛知県)してたとき、神戸のサークルメンバーに「関ヶ原から東は、人跡未踏のトワイライトゾーンだ」と、さんざん(冗談で)言われたっけ…
今、当地には岡崎市美術博物館という立派な施設もありますよ!

で、、、そのほかの展示作品は、こちらキラキラ

ジュール=オーギュスト・アベール=ディス
壁紙のデザイン : 地と縁飾り
ステンシルで彩色されたフォトレリーフ
1886年 26.6×18.6
ジェーン・ヴーヒーズ・ジマーリ美術館
風景写真 レンズ1


アルフォンス・ミュシャ
サロン・デ・サンの第20回展のポスター
カラーリトグラフ 1896年 62×41.7
ジェーン・ヴーヒーズ・ジマーリ美術館
風景写真 レンズ2


ジョルジュ・ボッティーニ
《アイリスの女》
カラーリトグラフ 1898年 38.5×33.6
ジェーン・ヴーヒーズ・ジマーリ美術館
風景写真 レンズ3


アウグスト・ジャコメッティ
壁紙のデザイン
鉛筆、水彩、グワッシュ
1899年頃 85.5×63.8
ジェーン・ヴーヒーズ・ジマーリ美術館
風景写真 レンズ4


ジャン=エミール・ラブルール
《エルネスト》
カラーリトグラフ 1902年 44×27.6
ジェーン・ヴーヒーズ・ジマーリ美術館
風景写真 レンズ5


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