【一枚の絵・24】

神戸市立博物館
『アール・ヌーヴォー ガラス芸術の華 ルイス・C.ティファニー展』(1991年)より
ルイス・C.ティファニー
人魚の窓
1905年頃

人魚の窓


ホントは、5月に名古屋で観ようドキドキと思っていた展覧会だけど、4月例会のため神戸に行ったら、たまたま時間が余っていたので寄ってみた……そしたら、これがすごぉく良かったキラキラ

ルイス・カムフォート・ティファニーは、あの宝石店ティファニーの創立者の長男です。
その彼がつくったランプ、シャンデリアなどなどが展示されているんですが…、感動したのは彼の日本趣味。
まるで「利休茶碗のような」ガラス製品(とてもガラスに見えないあせる)には、もうビックリ!

で、今回はこの絵。といってもステンドグラスです。
色の濃淡は、あとから塗ってつけたんじゃないんですよー。この微妙な色彩と質感が何とも言えないドキドキ 
ほかに、遠近感くっきりというステンドグラスの作品もあり、これはぜひ、もう一度名古屋で観るっきゃない!の展覧会なのでした。
(1991年4月)


『アール・ヌーヴォー ガラス芸術の華 ルイス・C.ティファニー展』
◆1991年4月6日(土)-5月12日(日)
 神戸市立博物館
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(神戸市中央区京町24)


【2010年・追記】
神戸市立博物館と言えば! 館内の階段横の壁に掛けてある、東山魁夷作《漓江月明》のタペストリーが大のお気に入りですキラキラ

ちなみに、文中の「遠近感くっきり」の作品はこちら。

ルイス・C.ティファニー
ヘレン・グールドの風景(通称 : 鹿の窓)
1910-15年 330×178


そのほかの展示作品~キラキラ

ルイス・C.ティファニー
木蓮と藤の窓
1905-10年


ルイス・C.ティファニー
孔雀の窓
1912年頃
風景写真 レンズ3


ルイス・C.ティファニー
オウムとインコの窓
1912年頃
風景写真 レンズ4


ルイス・C.ティファニー
花形花瓶
1900-05年


ルイス・C.ティファニー
テーブルランプ : ロータス
1900-10年


ルイス・C.ティファニー
テーブルランプ : 蜘蛛の巣


ルイス・C.ティファニー
テーブルランプ : ロータス


ジャポニスムな作品もどうぞ(Wikipediaより)キラキラ



【ルイス・カムフォート・ティファニー作品集】


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