京都市美術館
『ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄』(2015年)
本当は、先の『マグリット展』の次に観たんだけど、すでに会期が終了してるので大幅に後回し…![パンチ!](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/043.gif)
![パンチ!](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/043.gif)
最終日前日だったこともあり、もうダダ混み~!でしたよ![チーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/045.png)
一応、展示構成を書いておきますね。
・序章Ⅰ 「すでに、古代において…」風俗画の起源
・序章Ⅱ 絵画のジャンル
・第Ⅰ章 「労働と日々」―商人、働く人々、農民
・第Ⅱ章 日常生活の寓意―風俗画描写を超えて
・第Ⅲ章 雅なる情景―日常生活における恋愛遊戯
・第Ⅳ章 日常生活における自然―田園的・牧歌的風景と風俗的情景
・第Ⅴ章 室内の女性―日常生活における女性
・第Ⅵ章 アトリエの芸術家
(展示総数83点)
え~、今回の目玉はやはりフェルメール!![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
ヨハネス・フェルメール
《天文学者》
キャンバスに油彩 1668年 51×45
ルーヴル美術館
意外にも初来日なんですねー。
幼いころからワタシの憧れだった職……しかと目に焼きつけましたぞっ![目](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/242.gif)
And、以下の3点が準目玉でしょうか![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
クエンティン・マセイス
《両替商とその妻》
板に油彩 1514年 70.5×67
ルーヴル美術館
バルトロメ・エステバン・ムリーリョ
《物乞いの少年(蚤をとる少年)》
キャンバスに油彩
1647-48年頃 134×110
ルーヴル美術館
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ
《鏡の前の女》
キャンバスに油彩 1515年頃 99×76
ルーヴル美術館
ところで。
これらの作品以上に印象的というか、衝撃的な絵がありました!
その名も《抜歯屋》![爆弾](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/036.gif)
ヘリット・ファン・ホントホルスト
《抜歯屋》
キャンバスに油彩 1627年 137×200
ルーヴル美術館
ぎゃあ~~っ、ペンチで抜歯!?![ドクロ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/152.gif)
![ドクロ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/152.gif)
当時は、虫歯になったら抜くしかなかったんだろうけど![タラー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/099.png)
麻酔なんてないだろうし、強い酒を飲ませて酔わせて処置をしたのか?(←出血がひどくなりそう
)
でも、この絵の患者さん、どう見てもシラフっぽいんですけど~~![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
と青ざめていたら、
『ルーヴル美術館展(京都)』のFacebook(現在は終了)に、こんな記述がありました。
この《抜歯屋》という作品では、『油断しているとスリに狙われますよ』という教訓が表現されています。
街角の『抜歯ショー』に見入っている女性の買い物カゴから、食材となる鳥を盗もうとしている男が描かれています。
当時は歯科医師が医療免許制ではなかったため、自称・歯医者がこのような抜歯ショーを行うことで、『腕の良い歯科医』であることをアピールしていました。
歯を抜かれている人もグルで、「この人は上手だ! 痛くないよ!」という芝居をして、そのショーを見ている人々を欺き、さらにスキを見て持ち物を盗むという、3人の男たちによる2つの嘘が演出されていることが描かれた作品です。
……なんと! 画面右の二人にばかり目がいって、画面左でそのような悪事が働かれているのを見落としてました![タラー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/099.png)
すっかりワタシもダマされたのねー。アブナイ、アブナイ![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/020.png)
(この絵の中にいなくてよかった…)
【ヘリット・ファン・ホントホルスト作品集】
そして、衝撃的なもう一枚![爆弾](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/036.gif)
ジョゼフ=マリー・ヴィアン
《アモルを売る女》
キャンバスに油彩 1763年 98×122
ルーヴル美術館(フォンテーヌブロー宮殿に寄託)
「赤アモル 青アモル 黄アモル いりませんかぁ~」
えーっ、アモル(=キューピッド)って売ってるの!?![ポーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/040.png)
幼い男の子の姿とはいえ神様だから、れっきとした神身売買。そんな無造作に羽をつかんでバチ当たらない?
で、どこで仕入れるの? 天然もの? 人工繁殖? 孵卵器で大量に孵化させて、羽に塗料を吹きつけてる?![ヒヨコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/165.png)
あくまで愛玩用で、食用じゃないよね?
などと、心の中で突っ込みまくり!![爆 笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
まあ、アモルは "恋愛の神" なので、「愛も恋もお金で売り買いするものじゃありません」という戒めなのかも、ですが![タラー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/099.png)
(作品の解説見るのを忘れました…)
【ジョゼフ=マリー・ヴィアン作品集】
なんせこの2点があまりに強烈で、ほかにどのような作品があったか、とんと憶えておりません
アハハ
遅まきながら「美術館巡り in 京都」に付き合ってくれた えちこちゃん、記事の提供をどうもありがとう!![ピンクハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/083.png)
『ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄』
◆2015年6月16日(火)-9月27日(日)
京都市美術館(現・京都市京セラ美術館)
(京都が最終会場です)
★ 京都市京セラ美術館 →
(京都市左京区岡崎円勝寺町124)
★ ルーヴル美術館 →
・テーマ「風俗画」の記事一覧 →
『ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄』(2015年)
本当は、先の『マグリット展』の次に観たんだけど、すでに会期が終了してるので大幅に後回し…
![パンチ!](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/043.gif)
![パンチ!](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/043.gif)
最終日前日だったこともあり、もうダダ混み~!でしたよ
![チーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/045.png)
一応、展示構成を書いておきますね。
・序章Ⅰ 「すでに、古代において…」風俗画の起源
・序章Ⅱ 絵画のジャンル
・第Ⅰ章 「労働と日々」―商人、働く人々、農民
・第Ⅱ章 日常生活の寓意―風俗画描写を超えて
・第Ⅲ章 雅なる情景―日常生活における恋愛遊戯
・第Ⅳ章 日常生活における自然―田園的・牧歌的風景と風俗的情景
・第Ⅴ章 室内の女性―日常生活における女性
・第Ⅵ章 アトリエの芸術家
(展示総数83点)
え~、今回の目玉はやはりフェルメール!
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
ヨハネス・フェルメール
《天文学者》
キャンバスに油彩 1668年 51×45
ルーヴル美術館
意外にも初来日なんですねー。
幼いころからワタシの憧れだった職……しかと目に焼きつけましたぞっ
![目](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/242.gif)
And、以下の3点が準目玉でしょうか
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
クエンティン・マセイス
《両替商とその妻》
板に油彩 1514年 70.5×67
ルーヴル美術館
バルトロメ・エステバン・ムリーリョ
《物乞いの少年(蚤をとる少年)》
キャンバスに油彩
1647-48年頃 134×110
ルーヴル美術館
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ
《鏡の前の女》
キャンバスに油彩 1515年頃 99×76
ルーヴル美術館
ところで。
これらの作品以上に印象的というか、衝撃的な絵がありました!
その名も《抜歯屋》
![爆弾](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/036.gif)
ヘリット・ファン・ホントホルスト
《抜歯屋》
キャンバスに油彩 1627年 137×200
ルーヴル美術館
ぎゃあ~~っ、ペンチで抜歯!?
![ドクロ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/152.gif)
![ドクロ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/152.gif)
当時は、虫歯になったら抜くしかなかったんだろうけど
![タラー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/099.png)
麻酔なんてないだろうし、強い酒を飲ませて酔わせて処置をしたのか?(←出血がひどくなりそう
![タラー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/099.png)
でも、この絵の患者さん、どう見てもシラフっぽいんですけど~~
![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
と青ざめていたら、
『ルーヴル美術館展(京都)』のFacebook(現在は終了)に、こんな記述がありました。
この《抜歯屋》という作品では、『油断しているとスリに狙われますよ』という教訓が表現されています。
街角の『抜歯ショー』に見入っている女性の買い物カゴから、食材となる鳥を盗もうとしている男が描かれています。
当時は歯科医師が医療免許制ではなかったため、自称・歯医者がこのような抜歯ショーを行うことで、『腕の良い歯科医』であることをアピールしていました。
歯を抜かれている人もグルで、「この人は上手だ! 痛くないよ!」という芝居をして、そのショーを見ている人々を欺き、さらにスキを見て持ち物を盗むという、3人の男たちによる2つの嘘が演出されていることが描かれた作品です。
……なんと! 画面右の二人にばかり目がいって、画面左でそのような悪事が働かれているのを見落としてました
![タラー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/099.png)
すっかりワタシもダマされたのねー。アブナイ、アブナイ
![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/020.png)
(この絵の中にいなくてよかった…)
【ヘリット・ファン・ホントホルスト作品集】
そして、衝撃的なもう一枚
![爆弾](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/036.gif)
ジョゼフ=マリー・ヴィアン
《アモルを売る女》
キャンバスに油彩 1763年 98×122
ルーヴル美術館(フォンテーヌブロー宮殿に寄託)
「赤アモル 青アモル 黄アモル いりませんかぁ~」
えーっ、アモル(=キューピッド)って売ってるの!?
![ポーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/040.png)
幼い男の子の姿とはいえ神様だから、れっきとした神身売買。そんな無造作に羽をつかんでバチ当たらない?
で、どこで仕入れるの? 天然もの? 人工繁殖? 孵卵器で大量に孵化させて、羽に塗料を吹きつけてる?
![ヒヨコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/165.png)
あくまで愛玩用で、食用じゃないよね?
などと、心の中で突っ込みまくり!
![爆 笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
まあ、アモルは "恋愛の神" なので、「愛も恋もお金で売り買いするものじゃありません」という戒めなのかも、ですが
![タラー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/099.png)
(作品の解説見るのを忘れました…)
【ジョゼフ=マリー・ヴィアン作品集】
なんせこの2点があまりに強烈で、ほかにどのような作品があったか、とんと憶えておりません
![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/050.png)
遅まきながら「美術館巡り in 京都」に付き合ってくれた えちこちゃん、記事の提供をどうもありがとう!
![ピンクハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/083.png)
『ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄』
◆2015年6月16日(火)-9月27日(日)
京都市美術館(現・京都市京セラ美術館)
(京都が最終会場です)
★ 京都市京セラ美術館 →
(京都市左京区岡崎円勝寺町124)
★ ルーヴル美術館 →
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