名古屋市美術館
『三岸節子 花より花らしく展』(2003年)



前回ご紹介した『生誕100年記念 三岸好太郎展』
そちらと併せて開かれた常設企画展です。
夫婦で同時に展覧会が開かれるなんて素敵ですねーピンクハート

夫・三岸好太郎(1903-1934)の生涯が、
一瞬で大輪の花を咲かせる打ち上げ花火なら、
妻・三岸節子(1905-1999)の生涯は、
広範囲にわたり長く火の粉を降り注がせるナイアガラ花火…?
よく、好太郎は天才、節子は努力家と言われますが、
とにかくまったく異なるタイプの画家だったことがわかります。
互いにこれだけ個性が強いと、
同じ屋根の下で生活するのは大変だったでしょうなタラー


94歳まで深く静かに情熱の炎を燃やし続けた、
節子の作品キラキラ


三岸節子
《月夜の縞馬》
1936年(31歳)
一宮市三岸節子記念美術館


三岸節子
《室内》
1942年(37歳)
名古屋市美術館


三岸節子
《鳥と琴を弾く埴輪》
1957年(52歳)
一宮市三岸節子記念美術館


三岸節子
《二つの太陽》
1968年(63歳)
名古屋市美術館


三岸節子
《プチカナル》
1973年(68歳)
名古屋市美術館


三岸節子
《雪がくる》
1979年(74歳)
名古屋市美術館


三岸節子
《白い花(ヴェロンにて)》
1989年(84歳)
一宮市三岸節子記念美術館


三岸節子
《作品》
1992年(87歳)
一宮市三岸節子記念美術館


年齢を重ねるごとに、色づかいや構図が大胆(簡潔明瞭というか…)になっていきます。
特に、実物以上に匂いたつような花の絵は印象的でしたグッ


『三岸節子 花より花らしく展』
◆2003年8月30日(土)-10月26日(日)
 名古屋市美術館 常設展示室3


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(名古屋市中区栄2-17-25 白川公園内)

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【三岸節子展 わたしの美の巡礼@ミウラート・ヴィレッジ】


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