神戸市立博物館
『トリノ・エジプト展 イタリアが愛した美の遺産』(2010年)



トリノ・エジプト博物館。。。
イタリアに世界屈指のエジプトコレクションを誇る博物館があるとは知らなんだ~~タラー
(全5章、展示総数119点)


今回の作品は、すべて日本初公開ですよキラキラ
目玉は、ポスターにもなっているこちら。


アメン神とツタンカーメン王の像
石灰岩 
新王国時代 第18王朝 ツタンカーメン王-ホルエムヘブ王治世(前1333-前1292年頃)
高さ209 幅90 奥行112
トリノ・エジプト博物館

死因は、暗殺ではなく脚の骨折&マラリアだった…と最近になって判明した、少年王ツタンカーメン(右)。
アメン神(左)に対し、敬愛と恭順の意を表す姿で表現されています。


この像が展示されている「彫像ギャラリー」のコーナーは、現地のトリノ・エジプト博物館と同じように、照明と鏡を効果的に使った演出がされてまーす音符

「彫像ギャラリー」の展示作品から。


ライオン頭のセクメト女神座像(部分)
閃緑岩
新王国時代 第18王朝 アメンへテプ3世治世(前1388-前1351年頃)
高さ253 幅61 奥行116
トリノ・エジプト博物館


イビの石製人型棺の蓋(部分)
変成硬砂岩
末期王朝時代 第26王朝 プサメティク1世治世(前664-前610年頃)
長さ197 幅62 厚さ24
トリノ・エジプト博物館

【彫像ギャラリー@トリノ・エジプト博物館】



今回、彫像のほかにステラ(石碑)が数多く展示されておりますが、、、
ほとんど当時のままの鮮やかな色彩に目を引かれたのが、
こちらの木製パネル。


ガラス象眼細工を施した木製パネル
木にガラス象眼 プトレマイオス時代(前332-前30年)
高さ17.3 幅20.6 厚さ2.4
トリノ・エジプト博物館


そのほかの展示作品~キラキラ
まず、猫の像は外せませんねぇにゃー


青銅製の猫の小像
青銅 末期王朝時代 第26-31王朝(前664-前332年)
高さ20
トリノ・エジプト博物館
風景写真 レンズ5


ミイラを作る際に取り出した内臓を納めておくカノポス容器。
左から順に、

ヒトの姿のイムセティ神→肝臓
ヒヒの姿のハピ神→肺
ジャッカルの姿のドゥアムウトエフ神→胃
ハヤブサの姿のケベフセヌウエフ神→腸

を守っているのだとか。


ウアフイブラーのカノポス容器
アラバスター 末期王朝時代 第26王朝(前664-前525年)
高さ約37 径約15(平均)
トリノ・エジプト博物館


翼の描写がかっこいいイシス女神。


王を守護するイシス女神の像
木に彩色 末期王朝時代 第26-31王朝(前664-前332年)
高さ24.5 幅18
トリノ・エジプト博物館


緻密な文様のタバクエンコンスの人型棺(木に彩色 前990-前970年頃)も素晴らしかったグッ

古代エジプトと言えば!のミイラや、アクセサリーもありますよ。
ヒトの遺骸を展示するのって、なんかバチ当たりじゃないかなぁ~~と思ってしまうのだけどタラー


『トリノ・エジプト展 イタリアが愛した美の遺産』
◆2010年3月20日(土)-5月30日(日)
 神戸市立博物館
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