またまたクマ太郎ですくま

今回は、今まさにバンクーバー五輪で盛り上がっているフィギュアスケートで使われた楽曲と、それに関する絵画を紹介しちゃいます。

サン=サーンス作曲の《歌劇「サムソンとデリラ」より “あなたの声に私の心は開く”》。

2006年トリノ五輪のフリースケーティングでカナダのジェフリー・バトル選手が、そして2007-2008シーズンのショートプログラムで日本の安藤美姫選手が使っていた曲です。

クマ太郎はフィリッパ・ジョルダーノの歌声が好きですが、検索するとマリア・カラスやたくさんのバージョンが聴けます。

この「サムソンとデリラ」、絵画でのオイラのイチ押しは、こちらでござんす。


ギュスターヴ・モロー
《サムソンとデリラ》
鉛筆、水彩
1882年 15.8×21.3


勇者サムソンを誘惑し、騙して、彼の力の秘密をまんまと手に入れるデリラ。
その姿は、悪女というよりは静かであどけない少女として描かれています。

シュルレアリスムの詩人アンドレ・ブルトンは、この絵を観に何度もリュクサンブールの美術館に出かけたということです。
う~ん……わかるなぁ。

スケートと音楽と絵画を同時に楽しんでみるというのはいかがでしょうか。
森では、湖が凍ると山の獣たちが集まって冬の運動会をやります。
あ~、懐かしいなぁ…くま


【ギュスターヴ・モロー作品集】


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