名古屋ボストン美術館
『ノリタケデザイン100年の歴史』(2009年)



名古屋ボストン美術館の『ノリタケデザイン100年の歴史』に行って来ました。
ノリタケさんのチャイナは、クマ太郎の憧れであります。

オイラほとんど物欲はないし、物をコレクションすることもないです。
ギターを弾きますが、よっぽどとんでもない未調整の楽器でない限り、オイラはこだわりません。
若い時にギターやバイオリンを作り、スタジオ・エンジニアとして音には充分こだわったので、今は、そのギターそのままの状態とオイラが合うかどうかだけが問題なのです。

オイラとギターの相性が良さげであれば、ギターもオイラ自身も調整してみます。
今使っている楽器は、人からの『無期限の借り物』ばっかりです。
事情で言えませんが、皆さんおなじみのミュージシャンのかたからも無期限で借りてます。
でも、「明日返して」って言われたら、何の未練もなく返します。


ラスター彩金点盛花文ティーポット
1911-21年
ノリタケカンパニーリミテド


色絵蝶文変形鉢
1911-21年
ノリタケカンパニーリミテド


けれど、ノリタケのチャイナを目の前にすると、なぜか「所有したい」という気持ちがふつふつと湧いてくるんです。
あぁ…このチャイナで、チキンを桜チップスでスモークしたのを炙って梅塩に柚子で食べたい…とか、デビルソースをバターで溶いたのを刷毛でさっと塗ってレモングラスを少し添えて食べたら…とか、色々とよだれが出るイマジネーションが湧くんですよね。


ディナーセット(閑院宮家旧蔵品)
1914-40年
ノリタケカンパニーリミテド


ディナーセット「LAUREATE(ローリエイト)」
1956-81年
ノリタケカンパニーリミテド


ノリタケのディナーセットを見ていると、人のさざめき合って食事をする様子が映画のように甦ります。
妄想でしょうね…
ノリタケには、そんな妖しい魅力があるんです。

そんなノリタケを観に行ってみませんか??


『ノリタケデザイン100年の歴史』
◆2009年4月18日(土)-8月30日(日)
 名古屋ボストン美術館
(2018年10月8日にて閉館しました)


クラフトセンター・ノリタケミュージアム →
(名古屋市西区則武新町3-1-36)

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