ブラジルで南米初のオリンピック開催
先日のIOCによる2016年のオリンピック選考会での投票の結果、
ブラジルのリオデジャネイロに決定しましたね。
決定時の盛り上がりは少し覚めましたが、
この平和の祭典と世界経済について考えてみたいと思います。
この決定は、今の世界の大きな流れと密接な関係にあります。
まず、ブラジルは、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の一員です。
つまり経済成長著しい4カ国に位置づけられています。
ちなみにこのBRICsだけで、人口が約28億4330万人います。
これは、世界の人口(67億9000万人)の約42%を占めています。
この人口を背景に急成長を遂げているブラジルですが、
最近の動きでは、主要20ヶ国・地域(G20)のメンバーでもあり、
先進国を中心に構成されるG8をしのぐ存在感を示しています。
また石油会社のペトロブラスが、巨大な海底油田を発見し、
石油輸出国機構(OPEC)への加盟も視野に入れています。
そして、その経済成長を裏付けるかのように株価も順調です。
以下のグラフを見ていただいてもわかるとおり、NYダウより
はるかに好調に推移しています。
ボベスパ(BOVESPA)指数 VS NYダウ
※ボベスパ(BOVESPA)指数とは・・・
ボペスパ指数(BOVESPA指数)とは、ブラジルのサンパウロ証券取引所の
代表的な指数のことで、この指数はサンパウロ証券取引所に上場している
流動性の高い銘柄で構成されています。
※NYダウ
米国株の動きを示す株価指数です。
ダウ・ジョーンズ社が発表する 30 銘柄から計算した平均株価。
この好調なブラジルが立候補し、
・2008年が同じく新興国重視の流れを作った中国開催
・2012年が欧州のスペインなので、連続は選択肢なし
・日本は魅力なし(悲しい・・・)
・アメリカの放映権料が魅力
(ブラジルも他国に比べて時差がないので放映しやすい)
という条件が揃えば、これはブラジルしかないでしょう。
話を元に戻すと、BRICsを中心とする新興国は、
経済成長を武器に世界中で存在感を示しています。
また、今回の決定でオリンピックを開催できる、技術力や治安などが
充実してきていることも裏付けることになります。
技術力で言えば、ブラジルでも新幹線を走らせる計画がありますね。
そんな中でのブラジルオリンピックの決定。
これら新興国の勢いは、先進国も認めざるをいかない状況にあり、
今後は大きく世界の勢力図が変わる可能性があります。
日本人としてこの世界の動きは注視して、
そろそろ本気で米国一辺倒ではなく、
身の振り方を考えていかなければならない時期に来ていると思います。
