「投資」と「資産運用」の違いは何だろう?
これまでオフショアファンドを「資産運用」という概念を
ベースにご案内してきました。
一方、ベトナム株などをご案内するときには
「投資」という概念を用いてきました。
では一体、「資産運用」と「投資」はどう違うのか?
一度、自分なりに整理をしておこうと思います。
まずは広辞苑でそれぞれの単語を引っ張ってみました。
(発行されたのが古いか資産運用という単語はありませんでした・・・)
★「資産」
個人または法人の所有する土地・建物・機械・器具・金銭など。財産。
★「運用」
うまく機能を働かせ用いること。活用。
★「投資」
1.利益を得る目的で事業に資金を投下すること。出資。
2。元本の保全とそれに対する一定の利回りとを目的として
貨幣資本を証券化すること
広辞苑 第三版 岩波書店
うーん、イマイチわかりにくいですね・・・
でも明らかに違うのは「投資」の方には「利益を得る目的で」と
あります。
一方、「資産運用」は、
「金銭を活用する(=必ずしも利益を求めていない)」
と読み取れると思います。
「投資」・・・「利益を得る」
「資産運用」・・・「金銭を活用する」
こうやって並べてみると明らかに違うような気もします。
そこで、私なりの結論ですが、
やはり、
「投資」は、利益を得ること自体が目的であり、
「資産運用」は、金銭を活用した後の何かを求めるのが目的である、
ということではないでしょうか。
例えば「資産運用」する際、オフショアファンドを活用するのですが、
投資家には、こう話しています。
「何か目的を設定していますか?つまり、
いつまでにいくら資産を増やして何をするんですか?」
という質問を投げかけていました。
そして、
「その目的を達成するための手段がオフショアファンドである」と。
上記の結論から言うと、これはこれで正しいことがわかります。
では、「投資」はどうか?
これまでは「投資」についても「資産運用」と同じように
「手段」であると説明してきました。
しかし、本当にそれでいいのでしょうか?
最近はそんなことを自問自答するようになりました。
上記の結論から言うと別に「投資」の場合、「利益を得ること」自体が
目的でもいいのではないか?
つまり、
「ベトナム株に投資して2倍にする」
別にこれ自体が目的でもいいのではないか?
それ以外に目的がなくても
投資家さえ納得すればそういう選択肢もありなのではないか。
そんなことを考えています。
最終的には投資家のスタンスや考え方が重要なのは
言うまでもないですが、アドバイザー側としては、
この「投資」「資産運用」の意味の違い、利用方法を
しっかり身に付けておかないと、投資家を路頭に迷わせる
結果となりかねません。
ということで、アドバイザーへのメッセージにも取れてしまう
内容になってしまいましたが、投資家の皆様も今一度、自分が
「投資」を求めているのか?「資産運用」を求めているのか?
をアドバイザー任せではなく、自分の中で整理してみては
いかがでしょうか。