現在、国際ニュースで、「北朝鮮国内混乱か」という内容を伝えるニュースをやっていた。

((NHK)北朝鮮 12年ぶりに住民監視担う警察末端組織の会議。「社会主義の徹底と社会主義わが国を侵害するあらゆる要因と闘う」)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240506/k10014441431000.html
『北朝鮮の国営メディアは、警察の末端組織である「分駐所」の会議が12年ぶりに首都ピョンヤンで開かれ、キム・ジョンウン(金正恩)総書記が5日に会議の出席者と記念撮影をしたと伝えました。
北朝鮮の「分駐所」は、国内の各地区に置かれ、犯罪の取締りなどの治安維持にあたるとともに、住民の監視も担っています。
国営メディアによりますと、キム総書記は分駐所の所長らに対して「人民と最も近いところに身を置く立場から、社会主義のわが国を侵害するあらゆる要因と闘う鋭いやいばとなるべきだ」と強調しました。
北朝鮮は2020年以降、新型コロナウイルス対策として国境管理を厳しくするとともに、住民の思想やことばづかいをただすという目的で、相次いで法律を制定し、外国文化の流入を警戒してきました。』

ややこしいので順を追って説明していくと、
(1) 北朝鮮の現在の政治体制は、長年の間、「韓国や資本主義社会の国際社会の実際の様子を徹底的に北朝鮮国民に見せない事で、「韓国や資本主義社会が現在の北朝鮮よりもはるかに豊かで繁栄している」という真実を見せない事で、北朝鮮国民の混乱を防いで体制を維持してきた」
という長い歴史があります。

(2) 一方で、「韓国は長年に渡って、北朝鮮に向かって、風船に、韓国文化の豊かさ、素晴らしさを伝える韓国文化の物を封入して、ビラも入れて、大量に北朝鮮に向かって飛ばしている」
風船の中身には、「韓国ドラマのDVD」とかが入っているのだが、それを北朝鮮の一般市民が興味を持って拾って見てしまうと、「ああ、北朝鮮に居たら自分の人生はパーになるのだ」と、ようやく真実を思い知って、北朝鮮から韓国に渡って脱北する。
これを取り締まる為に、今回のような、「北朝鮮警察組織」が活動をしていて、「韓国ドラマのDVD」とかを持っている北朝鮮国民がいると逮捕されてしまう。
要するに、「北朝鮮国家が枠組みから壊されていってしまう問題」というわけです。

(3) この「韓国の豊かな繁栄の実態を見せると、北朝鮮国家が枠組みから壊されていってしまう問題」が、最も露見したのが、今は暗殺されてしまったが、「金正男氏が、昔、密入国で「東京ディズニーランドに行きたかった」と日本に来て強制退去になった過去の事件があった」ように、北朝鮮の当時の政治トップ組まで、「韓国や資本主義の豊かさに憧れを持ってしまった」という事件が起きたからです。

((2017/02/14のニュース)金正男氏、密入国で「東京ディズニーランドに行きたかった」と密入国を企て訪れようとして強制退去の過去も)
https://www.sanspo.com/article/20170214-Q6MNQ5NDVVNMNMHMK7HIQRH2TA/

<今回の事件>
(4) こうして、徹底的に、北朝鮮国内では、「韓国や資本主義社会が現在の北朝鮮よりもはるかに豊かで繁栄している」という真実を見せない事で、北朝鮮国民の混乱を防いで体制を維持してきたのに、
・『最近の北朝鮮偵察衛星打ち上げにより、このように、徹底的に見せないようにしてきた、「繁栄した韓国国内が北朝鮮軍部に見えてしまった!」事による混乱が、今起きている』
ようです。
「韓国は長年に渡って、北朝鮮に向かって、風船に、韓国文化の豊かさ、素晴らしさを伝える韓国文化の物を封入して、ビラも入れて、大量に北朝鮮に向かって飛ばしている」というやつを拾うのは、「北朝鮮一般国民」だけだったのですが、『最近の北朝鮮偵察衛星打ち上げにより、韓国が豊かに繁栄している真実が、北朝鮮軍部にも見えるようになってしまった!』混乱が内部で起きているようです。
それで、今回のニュースの、
・北朝鮮 12年ぶりに住民監視担う警察末端組織の会議。「社会主義の徹底と社会主義わが国を侵害するあらゆる要因と闘う」
として、北朝鮮国内体制の「社会主義思想の徹底」という号令が出されたようです。

(今後、どうなるのか)
今後、どうなるのか?というと、未来の線は、大きく分けて2つの方向性が同時に起こる。
(1) 北朝鮮は今年中に、「北朝鮮偵察衛星を3つ成功させたい」予定で、理由は、「北朝鮮からアメリカまで核ミサイルを飛ばすには、途中の、衛星ナビゲーションポイントが最低3つ位は必要だから」です。
要するに、100%確実に起きる未来としては、「北朝鮮偵察衛星の数が3つ以上になると、日本列島の上空を越えて太平洋に向けて、超遠距離ミサイル発射実験の時期に入る」
ただ、アメリカは、「アメリカ国土が危険に脅かされる場合、イラクのように先行して軍事爆撃する」事を100%必ず実施する国です。
この時期に入ると、「日本は、アメリカ本土を守る、ただの防波堤のような前哨基地の"人柱となって死ぬだけ"」になり、それは、「日本の政治家達が望んで、日本列島と天皇と日本国民を「アメリカを守る為に見殺しにする」選択をする」という意味になる。
(2) 北朝鮮偵察衛星能力が上がるにつれて、「韓国が北朝鮮よりもはるかに豊かに繁栄している実情」が、北朝鮮軍部にも見えるようになってきてしまうので、「北朝鮮軍部内部から混乱が生じて、場合によっては、北朝鮮内部クーデターにより、北朝鮮内部の暗殺により体制が崩壊する」ような方向性も出てくるが、これは、おそらく起きないだろう。
ただ、
・北朝鮮偵察衛星能力が上がるにつれて、「韓国が北朝鮮よりもはるかに豊かに繁栄している実情」が、北朝鮮軍部にも見えるようになった後の混乱や、精神的ゆらぎは、何かを引き起こすきっかけにはなる。

確実に言える事は、
・「日本の政治家達が望んで、日本列島と天皇と日本国民を「アメリカを守る為に見殺しにする」選択をする」
という事だけで、もうすぐ、日本列島本土の特に、「米軍基地のある周辺は100%必ず北朝鮮、ロシア、中国からの爆撃対象地点となり、現在のウクライナや、ガザ地区のように、日本列島も戦場になる」ように、岸田総理や日本の政治家達は選んでいる。
日本の政治家達の選択は、「日本は敗戦したので、アメリカを守る為に、日本人と天皇は死ね」という事です。