「古典ギリシャ語」を、パソコンで入力するには?(UNICODEで入力する)


今度は、おそろしく複雑な記号のたくさん付く「古典ギリシャ語」を、UNICODEを使って、パソコンで入力してみましょう!


(「古典ギリシャ語」の記号の説明)
「古典ギリシャ語」の記号では、大きく分けると、次のようになります。
(1)アクセント記号(鋭、重、曲アクセント)
(2)気息記号(有気、無気)
(3)下書きのイオータ
(4)分音記号
この中で、複数の記号が付く物は、それぞれに付けますが、例えば「アクセント記号」の種類は1つの文字で1つなので、「鋭アクセント+曲アクセント」などのように重なる事はありません。
ですから、この(1)~(4)の大きな分類同士のみの方で、記号が重なり合います。
複雑なようですが、そういった決まりがあります。
また、「分音記号」は、母音のみに付く記号なので、さらに限られてしまいます。


こういった重なり合う記号の他に、
(5)特殊記号(音の長短、かっこ、など)
がありますが、これらは教科書など用の便宜的な記号なので、上の記号のように複雑に重なり合わないので、楽です。
「特殊記号」の中で、「アノ・テリア」というのがあるのですが、隣に文字が無いとわかりづらい記号で、「上側のみに付くピリオド」のような記号です。
「アノ・テリア」という記号は、ギリシャ語では「セミコロン」が「?」の疑問符の意味なので、「アノ・テリア」で「セミコロン」の意味になります。
自分は、ギリシャへ個人旅行へ行った際には、目的の1つが、「ギリシャで出版されているギリシャ語のギリシャ神話などの原典の本」だったのですが、この「アノ・テリア」を見ると、何なのか?わからずに、びっくりします。
1番はじめは、「誤植」や「インクのかすれ」なのかな?と思ったわけですが、そうではなくて、文章と文章の間を「(;)セミコロン」で区切ってある。という意味です。
しかし!ギリシャや、ヨーロッパなどの多くの国では、もともとが、中国や日本のように「紙」の文化ではない国なので、印刷の品質が、日本などのように高くありません。
学校の教科書などでも、「誤植」「インクのかすれ」がある事が普通です。(日本のように、「インクのかすれ」がある場合には、お取替え致します。とすると、全部の本を取り替える事になる位、どこかが、かすれているのが普通です。)
それで、「古典ギリシャ語」は、「インクが、かすれていなくても混乱するような似た記号ばかり付く」のに!さらに「誤植」と「インクのかすれ」が入るので、かなり大変です!
「古典ギリシャ語」の勉強を、紙とペンで手書きでする場合には、「アクセント」と、ちょっとだけ曲がる「気息記号」の違いを付けて書く事が、とても苦労します!
よく昔の人(や、現在でも「コイネー」のキリスト教典など)「写本」をするなぁと感心します。
また、同様の問題が「現代ヘブライ語」でも起こっていて、「現代ヘブライ語」では、ヘブライ語の特徴が、母音などの省略(原因は、「バベルの塔」の神話の通りで、ヘブライ語は、あの当時に、ヘブライの神々によって、文字が乱されているからです!「バベル」というのは、「乱す」という意味だった気がします。)にあるのですが、これをきちんと分けて書く為に、これもまた!「点」を1つ2つと打つ!という方式なのです!
もうちょっと、考えてやればいいのに、これでは、さらに印刷ミスなどの時に、今後の混乱も直らないでしょう!


海外旅行便利帳-古典ギリシャ語(UNICODE)1


海外旅行便利帳-古典ギリシャ語(UNICODE)2


海外旅行便利帳-古典ギリシャ語(UNICODE)3




海外旅行便利帳-古典ギリシャ語(UNICODE)4




海外旅行便利帳-古典ギリシャ語(UNICODE)5



海外旅行便利帳-古典ギリシャ語(UNICODE)6



「現代ギリシャ語」を、パソコンで入力するには?(UNICODEで入力する)


(分音記号の説明)
「古典ギリシャ語」の分音記号とアクセント記号の組み合わせは、(Palatino Linotype)というフォントでないと、こういった変化が少なくなります。
「古典ギリシャ語」は、対応したフォントの非常に少ない言語で、(Arial Unicode MS)(Microsoft Sans Serif)(Palatino Linotype)位しか対応していません!
また、入力する際には、UNICODEで、「ギリシャ語」を選んだ時に、画面下のタスクバーの文字を選ぶキーボードのアイコンの所で、「ギリシャ語 Polytonic」を選ぶ必要があります。

似た記号の付く文字の入力は、最後に入力するキーの時に、「アルファ」「イオータ」など、自分の記号の付けたい文字を押せば入力できます。(文法的にあれば)

(UNICODE)の特殊入力キーは、大体、どの外国語でも、キーボードの端の方に集まっているので、そこら辺を探してみましょう!

今回は、「ギリシャ語」を例にあげましたが、他の外国語でも、大体、今回に似たようなキーの入力の仕方を参考にすると、今までは入力できなかった文字を見つける事がしやすくなります!


このようにして「古典ギリシャ語」の方は、記号同士が重なり合うので、その組み合わせは、もの凄い数があります!
もしかしたら、ここにあげた以外の物もあるかもしれないので、探してみましょう!
入力は、文字で説明すると複雑な感じがしますが、これは、「習うより!慣れよ!」という感じで、入力している内に、感覚がわかってきて覚えてしまいます!
後は、「気合い!」で頑張ってみて下さい!
まだ、「古典ギリシャ語」時代のいくつかの文字はUNICODEに対応していないようです。


海外旅行は、事前に、お勉強をしていった量が多い程、現地で、いろいろな発見ができたり、とても充実した旅行になるので、頑張って勉強してみて下さい!

大体、この位になってきた先の外国語の勉強は、「気合い!」が1番大切になります!

「気合い!」があれば!乗り切れるので、頑張ってやってみて下さい!


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