みなさん、こんにちは
海外で和菓子作りを楽しんでいる幸子です
4月になると桜の季節だなぁって
体がウキウキ思い出し始めるのですが
海外のどこに住むかによっては
桜がなかったり
この季節が巡ってくるといつも思い出すのは
日本の桜と
熊本城と桜並木
お花見🌸
実家にて🌸
今ではワシントンDCに咲き誇る桜のことです
ワシントンD.C.タイダルベイズと桜並木
娘、小さかったなぁ♡
ばぁばと💕
112年前に当時の東京市長尾崎行雄氏が日米友好の証として
アメリカへ3000本の苗木を寄贈し
(第一回2000本は害虫が見つかり途中で焼却処分に....)
アメリカからはその返礼としてハナミズキが贈られました
ハナミズキは世田谷区に植えられたと言われています
ちょうど去年の今頃は
アメリカの首都ワシントンDCで
毎年開催されている
パフォーマーとして出場しました
このお祭りは桜をきっかけに始まり
日米友好の絆がこれからもずっと
続いていきますようにと想いが込められていて
毎年春に開催されています
米国議会議事堂前に広がる
ペンシルベニア通を貸し切って
街中に沢山の米国と日本の国旗が掲げられ
お祭りには毎年約4万人が集まるという
全米で最大の日本の祭りです
玉川太鼓さん 写真は2017年時の桜祭りにて
実は
2023年春にこのお祭りの「桜ステージ」で
英語で「練り切り和菓子の魅力」の発表と
観に来ていただいた方に
100個限定で手作り練り切り和菓子を配布しました
発表に頂いた時間は30分間
一人でステージに立って
英語で
自国のお菓子について話す
人生で初めての経験でした
今当時のビデオをみると
こそばゆいくらい
ホント恥ずかしくなりますが
自分のできる100%を出し切った
という達成感と
アメリカで日本の伝統和菓子について
紹介ができたこと
多くの方が立ち止まってくれて
発表後配布した練り切りを
手に取ってもらえたこと
もしお口に合わなかったとしても
受け取ってもらえたことが一番に嬉しかった
いろんな風景がよみがえります
出場するきっかけは
お祭りの4か月ほど前に
お祭り主催の方から
「今年の桜祭りで和菓子の発表を
してみない?」っと
メールをくださったことがきっかけでした
娘の出産を機に離職しましたが
3年ほど
このワシントンDC日米協会で働いていました
離職してからもスタッフの方と
繋がっていて
本当にありがたすぎるオファーでした
人前で話すなんて何年ぶりだ
私にできるかなって
不安もよぎりましたが
でも「やってみたい!」という気持ちがの方が
強く、参加したい旨をお返事しました
やるからには自分の100%を出し切りたい
マイルールなのですが
不安を打ち消す方法...
(何に対して不安を感じているか
にもよりますが...)
それは
最低100回練習すること
本気で100回練習して
上達しない人は
一人もいないと信じているから
なので
不安がある時は
最低100回をゴールと決めて
目の前に大勢のお客さんが
観に来てくれていることを
想像しながら
娘達が寝てから毎晩
練習をしました
友人にも事前に発表内容を聞いてもらって
アドバイスをもらったり
娘と主人にも
夜ご飯の後に
お客さん役になってもらい
発表を聞いてもらっていました
下の子が
司会役をしてくれて
「次はママのShowです!和菓子についてで~す🍡」
とアドリブで言ってくれた時は
ママがんばるぞー!と
さらに勇気をもらいました
ステージ発表の後半は
春をテーマにした
3種の練り切り和菓子の
デモンストレーションをしました
色玉の違う練り切り餡が
形になる過程を
どのようにお客さんに
観てもらいたいか
色々考えましたが
練り切り完成後に菓銘だけを伝え
観ている方それぞれが
菓銘から浮かぶ情景を
楽しんでもらうことにしました
写真左から
満開
春風の花びら
タイダルベイズに浮かぶ桜←センスが...あと菓銘が長い!😂
今振り返ると
三角棒の持ち方も
間違っちゃってたし
練り切りの意匠も
手が震えて
(震えてるのがばれないように必死に気合いれていました)
思ったようには
いかなかったけど
ステージに上った時に
家族の顔や
友人たちが大きく手を振ってくれているのが見えて
緊張が一瞬でほぐれたことを
思い出します
子ども達にも
ママが浴衣を着て
ステージで
慣れない英語で
日本の和菓子について発表している姿
どう見えたかな
二人とも一番前で見てくれていました
今でも覚えています
前で見てくれていた子どもさんが
「マジックショーみたい!」
「あ!お花だー!」って
言ってくれている声が聞こえました
海外に住み始めて11年目
いろんなことがあったけど
和菓子に出会ってから
日本人であること
アイデンティティに誇りをもち
海外でも自信をもって生き抜いていくこと
沢山教えてもらっているように思います
和菓子を英語で伝えてみて
興味を持ってもらえた時
「おいしいね!」って言ってもらえた時
「えー!ほんとにィ!」っと
とても嬉しいし
もっと知ってほしい!と気持ちになります
海外に長期で住む日本人の子ども達にも
日本にはね、こんなに美しいお菓子が
あるんだよって
実際に手に取って、味わってみてほしい
何故、特に和菓子にこんなに強い想いがあるのか
もう少し時間をかけて
深堀してみないと言語化が難しいのですが
最近インスタで始めた「英語で和菓子」は
自身の英語で困った経験が
きっかけではじめました
和菓子の事伝えたいけど
英語で何と言ったらいいのか...
まだまだ知らないことが沢山あるので
調べては英語にして
という作業をずっと続けています
なので
不安に思っている方がいらっしゃれば
投稿を参考にしてもらったり
分からないことがあればDMで
質問してくださいね
また
これは使える!と思う
投稿があったら是非
同じように困っている方へ
シェアしていただけると
いろんな方に伝わって
私も嬉しいです
和菓子を通して世界中の人と
繋がっていく
和菓子で誰かを笑顔にできたり
一緒に作る楽しさ
伝わった時の嬉しさ
私ももっと経験したいです
さくらまつりでの経験が
これからも和菓子への想いを
突き動かすエンジンになったことは
間違いありません
これからも
どこにいても
和菓子を学び作り続けます
昨年、練り切り和菓子の
ひろみ先生から教わった『ハナミズキ』
今日も読んでいただき
ありがとうございました