フランスに住む外国人にとっての難関、悪名高い Carte de sejour (滞在許可証)その後


地球の暮らし方(http://www.amazon.co.jp/%E5%9C%B0%E7%90%83%E3%81%AE%E6%AD%A9%E3%81%8D%E6%96%B9-%E5%9C%B0%E7%90%83%E3%81%AE%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%97%E6%96%B92-%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9-2004~2005%E5%B9%B4%E7%89%88-%E5%9C%B0%E7%90%83%E3%81%AE%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%97%E6%96%B9/dp/4478033331/ref=sr_1_14?ie=UTF8&s=books&qid=1201867733&sr=1-14  

にも最初の難関と書いてある。


4ヶ月前のブログでもお話したとおり、フランス人旦那の協力があっても難しい。

私は、10年カード申請の資格がありつつも、自分の給与だけ上げて、再婚騒動で話題のサルコことサルコジ大統領のおかげで、多分だめだろうといわれる。

親日家のシラクさんのときは、日本人は特別だったらしい。それも変な話だけど。


10月にパリの移住区の警察で、シテ島の正式なアポイントをとり、

待つこと2ヶ月


12月の中旬に決戦の日はやって来た。


試用期間でありながら、会社を早退して、シテ島のPrefecture de Police に出頭する私たち。

必要と思われる書類はすべてもった。(とくに共同生活をしていたと思われる、銀行口座の名前変更のもの、ヒモでないことを証明する雇用契約書など これらは必要書類には書いていない)


時間があったので、運転免許の方にいくと、プラスティックのCarte de Sejourがないと、免許の書き換えはできないといわれる。→特別にアポだけとらせてもらう。最短は2月!


その後、アポまで3時間あったのだけど、場所の確認のために、その部屋(アジア、パシフィックルーム)に向かう。

受付のおばさんに、『この部屋でいいのですか?』と聞くと、『いま混んでないから、どうぞ』といわれる。

必要書類を見せる。

『番号をとってまってください』といわれ、待つこと30分。


銀行の窓口のようなところに呼ばれる。

担当のおばさんから、『書類を確認します』といわれ、書類をみせる。

『10年申請できますよね。必要な書類をそろえたので』という旦那。

英語しか話せない私は無言。(フランス語が話せないと10年は却下という話を聞いていたので)

『あなたの書類は、2人が一緒に住んでいたということにならない。』(私の住んでいたところと彼の住んでいたところの羅列があるだけ)

『日本ではこれしかないし、日本ではこれが正式な証明です。』(旦那)

『でもフランスでは無理なので、1年たったら、今度は10年にトライしてください』(係りのおばさん 白人)

『ではどんな書類をだせばいいのですか。』(旦那)

『日本で働いていた雇用証明書はありますか』(係りのおばさん)

『あります』(提出 旦那は現地採用ですが、フランスの会社だったため、いかにも本国から派遣されたように見えた)

『私たちは経済的にも困っていないし、偽装結婚でもないのにどうして10年が申請できないのか』

『ちょっとまってください』(おばさん)

その後、受付のおばさんと担当のおばさんが話し出す。

『10年申請できます』(担当のおばさん)

『ありがとうございます。でもどうゆうことですか?』(旦那)

『さっき受け付けで、雇用証明書みせなかったでしょ』(おばさん 私の記憶の中で、おばさんからおねいさんにかわる)

『受付でみせていれば10年になったのに』(おねいさん)

『そんな書類がいるなんて聞いてなかったです』(旦那)

『なにはともあれ、ありがとうございます』(私たち)


一件落着。

でも、その場でカードをもらえるのかと思ったらあまかった。


レセピセ(仮滞在許可書)

健康診断(1月末)

Convocation(召集状)プラスティックのカードの配布のため


上記3点をもらい終了。

でも10年カードがもらえれば、10年間このややこしい作業をしなくていいと思うとうれしい。