フランスに住む外国人にとっての難関、悪名高い Carte de sejour (滞在許可証)その後
にも最初の難関と書いてある。
4ヶ月前のブログでもお話したとおり、フランス人旦那の協力があっても難しい。
私は、10年カード申請の資格がありつつも、自分の給与だけ上げて、再婚騒動で話題のサルコことサルコジ大統領のおかげで、多分だめだろうといわれる。
親日家のシラクさんのときは、日本人は特別だったらしい。それも変な話だけど。
10月にパリの移住区の警察で、シテ島の正式なアポイントをとり、
待つこと2ヶ月
12月の中旬に決戦の日はやって来た。
試用期間でありながら、会社を早退して、シテ島のPrefecture de Police に出頭する私たち。
必要と思われる書類はすべてもった。(とくに共同生活をしていたと思われる、銀行口座の名前変更のもの、ヒモでないことを証明する雇用契約書など これらは必要書類には書いていない)
時間があったので、運転免許の方にいくと、プラスティックのCarte de Sejourがないと、免許の書き換えはできないといわれる。→特別にアポだけとらせてもらう。最短は2月!
その後、アポまで3時間あったのだけど、場所の確認のために、その部屋(アジア、パシフィックルーム)に向かう。
受付のおばさんに、『この部屋でいいのですか?』と聞くと、『いま混んでないから、どうぞ』といわれる。
必要書類を見せる。
『番号をとってまってください』といわれ、待つこと30分。
銀行の窓口のようなところに呼ばれる。
担当のおばさんから、『書類を確認します』といわれ、書類をみせる。
『10年申請できますよね。必要な書類をそろえたので』という旦那。
英語しか話せない私は無言。(フランス語が話せないと10年は却下という話を聞いていたので)
『あなたの書類は、2人が一緒に住んでいたということにならない。』(私の住んでいたところと彼の住んでいたところの羅列があるだけ)
『日本ではこれしかないし、日本ではこれが正式な証明です。』(旦那)
『でもフランスでは無理なので、1年たったら、今度は10年にトライしてください』(係りのおばさん 白人)
『ではどんな書類をだせばいいのですか。』(旦那)
『日本で働いていた雇用証明書はありますか』(係りのおばさん)
『あります』(提出 旦那は現地採用ですが、フランスの会社だったため、いかにも本国から派遣されたように見えた)
『私たちは経済的にも困っていないし、偽装結婚でもないのにどうして10年が申請できないのか』
『ちょっとまってください』(おばさん)
その後、受付のおばさんと担当のおばさんが話し出す。
『10年申請できます』(担当のおばさん)
『ありがとうございます。でもどうゆうことですか?』(旦那)
『さっき受け付けで、雇用証明書みせなかったでしょ』(おばさん 私の記憶の中で、おばさんからおねいさんにかわる)
『受付でみせていれば10年になったのに』(おねいさん)
『そんな書類がいるなんて聞いてなかったです』(旦那)
『なにはともあれ、ありがとうございます』(私たち)
一件落着。
でも、その場でカードをもらえるのかと思ったらあまかった。
レセピセ(仮滞在許可書)
健康診断(1月末)
Convocation(召集状)プラスティックのカードの配布のため
上記3点をもらい終了。
でも10年カードがもらえれば、10年間このややこしい作業をしなくていいと思うとうれしい。