久しぶりに仕事が早く終わったため、
職場近くのトレーニングジムへ行った。
土曜日も行ったのだが、そのときの筋肉痛が残っており、
苦痛に耐えながらの筋トレとなった。
しかし、これが自分の成長につながるかと思うと、
その苦痛すらも心地よい。
やはり最近、Mっ気が出て来たのだろうか。
妻の強さが、そうさせているのかもしれない。

久しぶりの筋トレは、ショックを受ける。
アスリートは数日休んだだけで、パフォーマンスが落ちるというが、
筋トレも同様のことがいえる。
数日ならまだいいが、数年ぶりとなっては尚更だ。

学生の頃に鍛えた大胸筋は脂肪へと変性し、
下にさがってお腹周りの贅肉となった。
アルコールがその贅肉作りに拍車をかける。

いろんなマシンを試してみたが、
学生時の筋力MAXの頃に比べたら、
大腿2/3程度の筋力が低下していた。
ベンチプレスに至っては半分の重さしかあがらず・・・(泣)

夏に向けた肉体作りのために、
学生の頃を思い出し、筋トレノートをつくろうと思う。




●先日の手術


・大腿骨転子部骨折

HOMS社のIPT nailを使用。
近位骨片の前方皮質が前方へ転位している、いわゆる髄外型の骨折。下肢を外旋・外転しながら牽引して骨折のはまりこみを外し、内転・内旋しながら整復。
髄腔がひろいため、nailは12mmと太めを選択したのだが、挿入する際に、前後の転位が出てしまった。nailサイズは11mmでも十分な強度があるため、余裕を持って11mmを選択するか、しっかりreamingを行うべきだったのだろう。転位は残っているが、髄外型で安定性はよいため結果はオーライとなったのだが。
ちなみに、IPTはどういう意味かを業者の方に聞いてみたら、ImPacTの略であるとのこと・・・。ネーミングセンスはどうかと思うが、器械自体は使いやすかった。インプラントの性能は大体どの会社のものも似たり寄ったりなのだろう。大事なのは慣れた器械を使用し、確実な手技で、確実な位置にインプラントを留置すること。
大腿骨転子部骨折の手術は初期に習得すべきものだが、慣れた頃に次の落とし穴が待ち構えている。

今年度の目標は、ハーフマラソンのタイム1時間40分切りと、フルマラソンの4時間切りだ。
仕事がひと段落ついた後、ひとっ走りしてきた。職場と自宅の近くにトレーニングにはもってこいの上り坂がある。
走っている最中は、
「こんなきつい思いをして、自分は一体何を目指しているんだろうか・・・」なんてことを考えてしまうが、走り終えたときの快感はたまらない。病みつきになる。
最近、自分がどんどん
M化していくのが分かる。
3日走らないと、体に不純物がたまってきている感じがして落ち着かない。
マラソンをやるのはそういう人達ばかりなのだろうか。




 ランニング






今日の手術は人工骨頭置換術 
バイアスピリンを内服していたため、術前1週間のヘパリン化を行い、手術に臨んだが、やはり通常より出血量が多くなる。出血点が分かりにくく、全体からじわじわとにじみ出るような出血を起こすため、普段より出血量が多くなる。
抗凝固薬・抗血栓薬には様々な種類があり、術前の休薬期間もため調べてみた。





抗血栓薬の休薬期間



 



地域で診療していると高齢者が多いため、抗血栓薬・抗凝固薬を内服している頻度が多い。高齢者が多い地域では、脳こうそく、虚血性心疾患、心房細動の頻度も多く、このような薬剤を飲んでいる頻度が高い。



一般的に、術前に休薬する薬剤を列挙してみる。



詳細はこちらへ



 



アスピリン(バイアスピリン、バファリン)      7日間(~10日間)



塩酸チクロピジン(パナルジン)           7日間(~10日間)     



イコサペント酸エチル(エパデール)         7日間



ジピリダモール(ペルサンチン、アンギナール)    1日(~2日間、徐放錠に関しては成分が残存する可能性あり)



シロスタゾール(プレタール)            2日間 



ベラプロストナトリウム(プロサイリン、ドルナー)  1



塩酸サルボグレラート(アンプラーグ)        1



リマプロストαデクス(プロレナール、オパルモン)  1



ワーファリン                    3~5日間



 



術前に出血が危惧されるため、これらの薬剤を中止することがあるが、休薬することによるデメリットがあることを忘れてはならない。



 





今日は昼から日曜大工にいそしんだ。
妻のドレッサーの組み立てだ。


日曜大工①



平日の日中、妻が途中まで作っていたのを一気に完成させた。
パーツが多く、組み立てるのに時間がかかった。

骨折の治療と違い、多少乱暴に扱ってヒビが入ったとしても
大事には至らないから、気が楽だ。
(これを妻に見られたら、怒られそうだが・・・)


日曜大工②



完成した。
見た目以上に収納スペースがあって重宝しそうな感じ。
自分も欲しくなってきた(笑)

これで妻の美しさに、さらに磨きがかかるのだろう(爆)
(これも、見られたらまずいか・・・)


植物


植物たちの日向ぼっこ。



●昨日の手術を振り返る


・上腕骨顆部骨折

日本骨折治療学会のサイト
外顆骨折で関節内まで至る単純骨折(AO分類:Type 13-B1)
肘頭を骨切りして展開し関節面全体を確認。
著名な変形性変化を認めており、元々の可動域も屈曲100度、伸展-20度程度。
関節内骨折の治療原則は、
①関節面の解剖学的整復
②アライメント・回旋・長さの獲得
であるが、上腕骨の場合は肩のひろい可動域のお陰で、②はある程度許容できる。
軟部組織をなるべく温存しながら、関節面の絶対的な安定性を獲得することが治療戦略だ。まず海面骨裸子をlag screwとして用いて関節面を整復した。骨粗鬆症が強いlow energy骨折であるため、補強のプレートはロッキングプレートを用いた(Peri-Loc: S&N)。
肘の場合は関節拘縮を引き起こしやすいため、良好な固定性を得て、早期の可動訓練を開始することが重要だ。