『赤龍王』の真の主人公は項羽という気がするが(最終回参照)、史実上の楚漢七年戦争は「項羽VS劉邦」というよりも「韓信・張良タッグVS范増」という気がする。で、その范増に関する記事があったので以下に挙げておく[注1]。かつてアントニオ猪木は格下のレスラーに「束になってかかってこい」と言って勝ったが[注2]、韓信と張良が束になってかかってきた楚漢七年戦争では范増御大が負けてしまった。おまけにその後の范増は病気で没するという残念な結末を迎えるのは知る人ぞ知る史実である(合掌)。歴史に「もしも~だったら」という仮説を持ち出すのは無意味かもしれないが、韓信と張良という知恵者のタッグを相手にしなければ、つまり劉邦軍に韓信もしくは張良が欠けていたら、范増の智謀によって項羽が天下を取っていたものと思われる。

 

 

注1:

 

注2: