昨年の全日本選手権で
羽生君のFS『天と地と』を観て
岡本玲子さんの漫画『陰陽師』(原作:夢枕獏)に出てくる
晴明の相棒の源博雅は管弦の名手だから
確か琵琶を弾いているシーンがあったはず
と思い探していたところ
晴明が琵琶を弾いているシーンがありました
しかもこの台詞!
〝琵琶でいうなら
左は紫で天を 右は黄で地を
絃(げん)は
その天と地を継なぐ絃(いと)〟
〝音はその応呼で音魂(おとだま)
ゆえに絃(いと)もの和琴と琵琶は
高貴なる楽器と言われるのです〟
いやぁ~なんかまるで
『天と地と』羽生結弦
じゃないですか
【羽生結弦、語る フリー編(4)】「天と地の間、そこにオレがいるんだぞ」(FS後のインタビュー参考)
羽生君の〝弦〟という字は
意味合いは〝絃〟と同じだし
このシーンは
囲碁の碁盤と碁石を使って内裏に結界を張り
菅原道真の怨霊から守る場面で
晴明の琵琶と博雅の和琴の音で結界を完成させたところ
もちろん『SEIMEI』と『天と地と』では
時代や人物 音楽も違っているのは分かってます
ただなんか嬉しくて書いておきたかっただけ(笑)
紫と黄というのは
内裏で行われている歌合わせが
色々対峙(左方右方・陽陰・赤青etc.)するようにできている
という晴明の説明に出てくる壷庭の前栽の
左方の紫色の藤花・右方の黄色の山吹 のことでした