2枚引き 本日のお題カップの5と審判
カップの5からメッセージ
相談を受けて当事者の位置にこのカードが出たら、その方は、精神的な悲しみ、苦しみ、喪失感に悩んでおられるところ。
そんなときは強引に元気づけたり、うじうじ悩まないで元気になりましょう!とひっぱりあげるのでなく、ひたすら当事者の悲しみに寄り添ってあげましょう。
傍目には大したことのないように見える悩みでも、ご本人は辛く悲しい絶望の淵にいるのです。
解決はしなくても人に悩みを聞いてもらえるだけでも人は癒されるもの。当事者の悩みに寄り添ってあげて、一緒に悲しみの淵から脱出できるヒントを探してあげましょう。
<本日のテーマカード>
カップの5
<2枚目>
審判
■ カップの5(正位置) ■
カップの5は、ワンドのペイジを学んだときに2枚目のカードで学びました。
カップが倒れて水がこぼれている。失ったものに対する後悔や悲しみや喪失感がカードに描かれた人物の背中から漂っていますね。彼の後ろには倒れていないカップもあるのに、そのことには気づいていないようです。
はい、そうなんです。隠者のカードでも暗い色の長いマントをつけていましたね。そしてこのかがんでいるようなうつむいた姿勢もとても似ていますね。
隠者は、俗世間との関わりを立ってひたすら孤独の中で霊性を探求する隠遁者です。このカップの5の人物も社会とのかかわりを絶って、自分の内面の世界に閉じこもってしまったように見ることもできます。
では今日は「タロット象徴辞典」の解説を見てみましょう。
それは内面的な喪失感、たとえば、友情、信頼関係における落胆一般と言えます。この札が出るということは、心理的に痛手を被るという点が大切なところです。関係そのものを失うわけではないのです。~中略~
期待や願いが裏切られるような結果になります。タロットの展開の中で、結果の位置にこの札を見たとしても、人と人との破局や別れまでを解釈する必要はありません。
井上教子 (著), 「タロット象徴辞典」国書刊行会
心理的な痛手を示しているけれど、物理的な現実的な痛手を被るところまではなさそうですね。
というと、実際には傍目にみたらそこまで悲しむことでもないことを、当事者にとっては悲劇的な出来事としてとらえて殻にひきこもってしまっていることも表しているかもしれないです。
悲しみや苦しみは、どんなに周りの人に慰められても取り去ることはできないもの。そんなときは、とことん一人でその悲しみに浸るのが良いのかもしれません。
■ 審判(正位置) ■
審判は既に大アルカナを一通り勉強したときに学んでいます。
その時は復活という意味もあるけれど、啓示、魂の目覚めのような意味もあると学びました。復活というのも物理的な復活ではなく、精神的な復活を意味すると学びましたね。
復縁占いでこのカードが出たら、まず誰でも「復縁できる」と読みますよね。でもあるものごとが終わって、古い物事から学びを得て新しく「気づき」を得たと解釈するなら、単純に復縁とも読めないですね・・・。
このカードが出たら即、復縁と判断するのも危険ですね。
姫 二郎太が仕える屋敷の姫で次郎太の片思いの相手。
都一のプレイボーイである頭の中将にあこがれる
(だが、まだ頭中将のことは見たことすらない)
わたしと夫は、かって子供のひきこもりに悩んだ時期がありました。
「どうしてこんなにも、親である私たちと考え方が違うのか」、途中まで私たち夫婦の理想のコースを歩んでいたように見えた子供が「どうしてこの先どうなるのかよくわからないコースを選ぶのか」、子供の心が全く理解できず、子供の将来を思うとお先真っ暗な気持ちになりました。
当時は周りの人が慰めてくれたけれど、聞く耳も持たず私の心もひきこもり状態だったと思います。まさにカップの5のような心境です💦 辛かったな~あの頃は。
けど先に後ろにあるカップを見つけていたのは子供のほうで、自分の進むべき道を自分で選択して、今は立派に社会人として頑張っています
▽タロット占い無料鑑定をしています。
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