著書紹介 岩田健太郎 著書 北大路書房出版
題名には「感染症」と入っているが、内容は感染症に
限らず、病気の捉え方や医療のあり方全般を論じた
ものである
著者は「感染症を含め、病気は実在するものではなく
医師によって意図的に恣意的に認識された現象だ」
との仮説をたてる
その根拠の一つとして、病気かそうで無いかの境界は
極めて曖昧であることをあげる
人はある瞬間、突然病気になるのではなく
次第に病気になっていくはずだ、しかし、医学は
どこかで「ここから先は病気だ」と線を引く
その線引きは医師の目的や社会の要請を反映した意図的なもので
国や時代によって異なる、そのこだけをとっても
病気は恣意的に決められたものにすぎない
筆者は病気の恣意性を自覚せず
「そこに病気があるから」と言う理由で
「治療しなければならない」とする
オートマチックな態度を批判する
その上で、医師は自信の恣意性を自覚し
それを明示することが健全な態度だと提案する
題名には「感染症」と入っているが、内容は感染症に
限らず、病気の捉え方や医療のあり方全般を論じた
ものである
著者は「感染症を含め、病気は実在するものではなく
医師によって意図的に恣意的に認識された現象だ」
との仮説をたてる
その根拠の一つとして、病気かそうで無いかの境界は
極めて曖昧であることをあげる
人はある瞬間、突然病気になるのではなく
次第に病気になっていくはずだ、しかし、医学は
どこかで「ここから先は病気だ」と線を引く
その線引きは医師の目的や社会の要請を反映した意図的なもので
国や時代によって異なる、そのこだけをとっても
病気は恣意的に決められたものにすぎない
筆者は病気の恣意性を自覚せず
「そこに病気があるから」と言う理由で
「治療しなければならない」とする
オートマチックな態度を批判する
その上で、医師は自信の恣意性を自覚し
それを明示することが健全な態度だと提案する