建築家の孤軍奮闘な日々 -24ページ目

お寺はアジアの建物なんだなあ。

今年のゴールデンウィークは、
珍しく実家で過ごしました。
いつも実家に行くと、ヘトヘトになるのですが、
今回も盛りだくさんでした。

中でもJRのローカル線を乗り継いで、
京都まで行ったのが特に大変でした。

お目当ては、建仁寺の禅居庵で開かれていた展覧会で、
荒井良二さんや奈良美智さんの作品が見たかったのです。

奈良さんは信楽で焼いた大きな壷を展示していて、
その壷はその後ニューヨークへと行く予定でした。

作品を見た後は、建仁寺を見学しました。
中庭がとても美しかった。
紅葉の新緑とお寺の伝統的な建物の開放感が最高でした。

日本の古い建築は風通しがよく、
外部と内部の境界があいまいにできています。
お寺なんかは雨戸と障子や襖を外せば、
柱だけのスカスカな空間となります。

確かに冬は寒いですが、
明らかに夏の暑さに対しての建物だと思います。
東南アジアへ行くと窓を開け放して、
テラスのような場所でゴロゴロするのが
持ちよかったりしますが、それと同じですね。

いつから日本の建物は寒い国の建物のように
断熱という考え方を取り入れるようになったのでしょうかね。
断熱というのは冬の寒さに対する考えだと思います。
エアコンがあるから夏でもなんとかなりますが、
明らかに無駄で不健康な感じですよね。

日本の住宅は開放的で、外部空間を楽しむように
設計するのが良いと思うんです。

常々そう思いながら設計していきたいです。