建築家の孤軍奮闘な日々 -14ページ目

そうだったのか!と思った事。

ボクの両親や妹はとても保守的な考え方の持ち主なのに、
なぜ、ボクだけが保守的ではないのか。

これは、ボクと妻の長年の疑問でした。

妻はご両親共に保守的ではないので、
当然のごとく保守的ではないのですが、
ボクの場合は家族の中で一人だけ考え方が違う。
マイノリティなのです。

もちろん、いろんなことがボクの人格形成に関わってきたと思うのですが、
これまでは、小学校低学年の時に仲間はずれにされていたことや、
中学や高校の時に長いものに巻かれるのが嫌だった事、
家庭教師の話や予備校の先生の話、大学の先生の話に影響を受けた事、
大学に進んで、外国に留学した事など、

さまざまな人との関係について悩んだことや、
さまざまな見識を持った人の話を聞くこと、
さまざまな国へ行って、いろんなものを見た事で、
ボクは成長してきたのだと漠然と思っていました。

しかし昨夜、決定的な原因は人との関係を劇的に変化させる
ある事実であることに気がつきました。

それは、ボクが地元の中学ではなく、
6年制の私立の学校に行った事です。

同じ小学校出身の同級生はいなかったので、
小学校の6年間に築きあげてきた関係を
中学で白紙に戻した事は大きかったのではないか。

明確なマイノリティ感はこの時に獲得した気がします。
出身地が違う人間があつまるのだから、
自分の小学校の常識が通じなのがあたりまえで、
言葉使いも徐々に変化していったように思います。

その後、ボクは大学に行き、スペインに留学もしましたが、
そこでももちろんマイノリティ感覚に磨きがかかったと思います。

しかしやはり、子供の頃に他の人の価値観や常識を認めたり、
認めざるを得ない状況になること、世界にはいろんな人がいて、
それぞれに調整しながら生きて行く事を身をもって体験する事が、
後の人格形成に大きく影響したのだと思います。

人間関係が難しくなる中学校くらいの年で
マイノリティ感覚を身につけることが、
後の人生にどれほど豊かさと深さを与えてくれるかと思うと、
なんとしても子供達にそんな経験をさせなくてはと思います。