不動産鑑定士を目指しているとき、他の先輩方の勉強方法、費やした時間、どうやって

勉強したか等々、本当に参考になる記事を書かれている方が多く、感謝ばかりでした。

 

 そして、私も将来不動産鑑定士を目指される方々が困ったときに、ほんの少しでも役に立てばと思い、まずは重要科目である鑑定理論について拙い文章ではございますが、書かせて頂ければ幸いです。

 

 勉強しているときに、わからなかったことや、ぶっちゃけどうなのよ。。。という点を今回はまとめてみました。答練結果も実際の点数を赤裸々に公開(お粗末様です。)してますので、ご一読頂ければ幸いです。

 

①鑑定理論に費やした時間

②使用した教材

③答練点数 大公開!

勉強方法

⑤暗記方法

 

①鑑定理論に費やした時間

 総合勉強時間 約3680時間 (勉強期間17ヵ月間/働きながら7ヵ月/専業学生10ヵ月) 

 鑑定理論   約1800時間 

 演習      約220時間

 

おおよそ50%(演習含めて約55%)が鑑定理論に費やした時間でした。 

この計測時間は Study Plus というアプリで計測しておりましたので、おおむね正確な時間であると考えられます。 

 

(注)10年前の勉強時間はカウントしておりません。2019年に一度短答式試験に落ちており、なんちゃって勉強を5か月間しておりましたが、測ってないためそれもカウントしてません。

 

②使用した教材

  • TAC 鑑定理論 基本テキスト
  • TAC 総まとめテキスト
  • TAC  基礎答練、応用答練、直前答練
  • TAC 全国公開模試 2回
  • 特攻ゼミ
  • アクセスα
  • アクセスβ
  • TAC ポケットサイズ 鑑定理論
  • 「不動産鑑定評価基準」と「価格等調査ガイドライン」の最新解説書
私は1.5年のコースでしたので、上記標準教材が全てです。
鑑定理論に関しては、LECの教材は一切使用しておらず、直前期もすべてTACの教材のみの使用でした。
 

③答練点数 

 

参考 短答式 

 

 

 

※こんなズタボロでも、最後まであきらめなければ何とかなるんだという、一つの指標にして頂ければ幸いです。

  • 基礎答練 全く書けなかったので、提出してませんでした。。。。
  • アクセスβ データ紛失し、参考にならず失礼いたします。
  • 応用答練一回目 あまりに出来なくて、基本テキスト見てます。
現在、本試験の点数を開示請求手続き中ですので、本試験結果は別途ご報告いたします!

 

振り返りとしては、やはり勉強が進んでいない最初の方はズタボロでした。

正直、自分で書いた回答を再度見直しておりましたが、字がおっきいのと隙間すっかすかでした。直前期の答案は、暗記できている問題に関してはぎっしり、できない問題は1枚と半分埋めるのでやっとという状態でした。

 

④勉強法 ※もっと優秀な方々が何百人とおりますので、大変恐縮です。

鑑定理論の勉強法、勉強開始した2019年6月から振り返ってみました。

 

  1. 基本講義 DVD 20講義分 まずは視聴 (1.7年で全部で 4~5 回は視聴しました。)
  2. ミニテストはきちんと書く、復習する → この時は問題は解いてませんでした。
  3. 20講義 1回目 基礎答練、応用答練 1サイクル目終了 → さっぱり書けません。
  4. ここからアクセスαスタート(2020年3月1日) 範囲指定がある分、集中的に暗記ができるため、ちょっとだけ書けるようになりました。
  5. 総まとめ講義 受講 (アクセスαと同時並行) → 正直、髙橋先生が問題は7割はほしいとか、6割は欲しいとか、指標はくれたが、全く届く気配無し
  6. アクセスα終了(2020年5月3日) 2サイクル目終了 → 範囲指定であれば、ぎりぎり25点前後は何とかかけるぐらいのレベル感
  7. 答練関係は一旦休みになり、特攻ゼミスタート(5月末)→ 3サイクル目
  8. この時点(6月頃)で、まだ5章、8章、9章は壊滅的であることに気づく
  9. ほぼ、勉強が特攻ゼミのテキストに集約される
  10. 短答式試験 → 鑑定理論に関しては、対策はほぼ無し。念のため試験の2週間前から、TACの担当式直前答練を解き、間違った箇所だけ復習。無事合格
  11. 特攻ゼミ 渋谷校 LIVEに参加(9月) → 4サイクル目
  12. 直前期 応用答練問題、直前答練問題、アクセスα、アクセスβ、総まとめテキスト、特攻ゼミテキストの基礎問題40問をひたすら回す。
  13. 本当の直前期(2週間前くらいから) TACの出題予想ランキングに焦点を絞り復習
  14. 本試験 TOC五反田 

 勉強を開始した2019年の6月から2020年の2月頃までは、とにかく基本講義を何度も観ておりました。というのも、すぐに忘れてしまうからです。問題も解けないですし、DVDを見て授業の内容が分かってから、暗記するようにしてました。→ここで覚えても、2か月もするとほぼ覚えてませんでした。正確には、書けませんでした。つまり、基準を正確に暗記できてない。(1サイクル回すだけで、3か月近くかかっていたので当然ですね。。。。。。)

 

 どんだけ復習しても、5章やっているころには、1章はほぼ忘れてました。そして、きちんと1サイクル終わったときには、もう総論はほぼ忘れてました。当然重要なポイントは復習してるので、内容は覚えてますが、何も見ずに書いてくださいと言われても、書けませんでした。

 

 応用答練の流れで2サイクル目しましたが、ここでもほぼ書けませんでした。

 アクセスαで範囲してになってからは、ペースメーカーとして、3サイクル目で、なんとか覚えている部分では、書けるようになったような気がします。ただ、範囲指定があって、初めて戦えました。なので、正直短期記憶では対応できるものの、いきなり1章出されても、脳が対応できませんでしたし、5章なんて出されたら、正常価格の定義しか書けなかったと思います。

 

 回答骨子の作成が全てだ!と高橋先生に言われても、本当にその重要さがわかったのがこの頃だったと思います。つまり2020年の5月~6月ごろでしょうか。これは、いよいよ暗記してきたことを点数に変換する大事なターニングポイントであったかと思います。

 

 この頃から、1時間で6問解けるように、5分で回答骨子を作成し、残り5分で回答骨子と回答を見比べて、論点で書けないポイントを見極め、1時間終わったら、ダメだったところ、忘れているパラグラフを音読してました。

 

 全部で基礎問題は40問なので、1週間あるとなんとか一周できるのですが、、、、、実際何度回しても忘れる忘れる。。。。。回答骨子だけで、こんなに忘れているんですから、細分した各パラグラフを実際に書くとなると、これまたすごい時間がかかりました。

 

 そして、7月ごろからは、総まとめテキスト、答練、アクセスαなどの問題を特攻ゼミの回答骨子サイクルに混ぜました。各章ごとの論点を、特攻テキストにプラスして一つ一つつぶしていくぅ感じです。この段階でも、やっと各論3章まで行って、総論1章に戻って、いきなり不動産鑑定士の責務を書きなさいと言われても、覚えきれてない段落や、忘れてしまっている文言がある感じです。

 

 ここからは、特段新しいことはありません。ずっと、同じサイクルです。回答骨子作成、弱点と忘れている部分を摘出、音読、何も見ずに書けるかチェック、二宮金次郎式暗記(下記暗記方法の欄をご参照ください)をずっと繰り返してるだけでした。

 

 本当の直前期は、危ない論点の特攻ゼミと答練、アクセスを丸暗記です!ここも、全て回答骨子→弱点と忘れている部分を摘出、音読、何も見ずに書けるかチェック、二宮金次郎式暗記を繰り返すという勉強でした。

 

⑤暗記方法 ※もっと優秀な方々が何百人とおりますので、大変恐縮です。

 重要科目であり、全ての基本となるこの「鑑定理論」を勉強を開始した時に、感じた一番最初の感想は、どうやってこれをすべて暗記するんだ!?ということです。そもそも暗記する必要があるのか?という疑問。

 

 ここでさらなる疑問は、他の人はどうやって暗記をしているのか?ということです。小学校、中学校、高校の頃は、こちとら必死こいて勉強してるのに、涼しい顔して、教科書だけやれば100点取れますよ貴族には悩まされたものです。今回も、そのケースかと悲しい気持ちになったのを覚えてます。

 

 学生時代に、TACの不動産鑑定士講座を途中棄権した経験もあり、その当時は正直暗記をしていた記憶はあまりなく、その時から10年経った今でも、やっぱりこれは暗記しなくてはならないのだっけ?という気持ちが正直な感想でした。

 

 この疑問は、おそらく、勉強の得意な上位の方々以外は、皆様経験される悩みであることと思います。私自身も、この暗記方法については、本当に色々と試行錯誤の連続でした。私が挑戦した暗記法は下記の通りです。

  • 音読
  • 書いて覚える
  • パソコンに打ち込む
  • 場所暗記法
  • お風呂の中で暗記
  • トイレで暗記
  • 歩きながら音読暗記(二宮金次郎式暗記法)
  • 答練問題、アクセスαの丸暗記
  • 総まとめテキストの丸暗記
  • イメージ暗記法
  • 45分勉強→5分復習→休憩→5分復習→40分勉強→5分復習
  • 寝る前の時間に暗記
  • 昼寝の時間に午前の勉強分を思い出す
  • ベットに入ってから意識が飛ぶまでの時間に鑑定理論のポケット版の最初のページから書いてある場所を順番に思い出す
  • 親しい友人を鑑定理論の暗記ストーリーに加える                       (G籐君、何度も殺したり借金させてごめん笑)

 

 暗記方法に関しては、かなり奥深くなってしまいますので、別で書きたいと思います。

結論としては、もう皆様がご存知の通り、「日々同じことをひたすら繰り返すしかない」ということですが、その効率を上げるにはどうしたら良いのか?とポイントで、私は、音読と二宮金次郎式暗記法が一番合っていたかなっと思います。

 

 私はずっとアメリカとカナダに住んでいたので、英語勉強法を鑑定理論にも応用しました。

 英語が好きになったのも、音楽と一緒で、音として覚えたからです。それを、鑑定理論にも応用できないかと思い、ひたすら音読しておりました。(なんで、カナダとアメリカに住んでたかは、別途書きます。)

 

 TACでは、InputとOutputの割合が重要であると授業で教わりますが、全くその通りでございました!私はOutput は答練、アクセス、模試の他に、特攻ゼミテキストを使った回答骨子の作成をOutput と考えておりました。

 では、なぜOutputが重要なのか?様々な理由があることと思いますが、私が感じたのは

  • 覚えてなかった
  • 書けなかった
  • 点数が悪かった
  • あんなに勉強したのに何でかけないんだ
  • きっと頭のいい人は、こんなのスラスラで覚えて40点近く取ってるんだ
というような感情を伴う作業だからかなっと、ふと思いました。
記憶は、短期記憶から長期記憶にどれだけもっていけるか、そして試験当日に五反田TOCの試験会場で試験問題を見て、その場でどれだけ正確に評価基準を再現するかということでもあります。
 
苦しい思い出、つらかったこと、嬉しかったこと、悔しかったこと、痛かったことなどは、小さい時の記憶は残り易いですよね。感情で覚える、テキストの場所で覚えるとは、まさにこの記憶の効率を上げるためなんだと感じました。
 
Output → Input → Output の無限サイクルを1年ないし2年やっていくのですが、この感情や理解を伴った暗記は、やっぱり記憶に残りやすいのかなっと振り返ってみて感じました。
 
だから、私は二宮金次郎式暗記法を開発しました!
これは、勉強場所に行くまでの20分程度の徒歩時間に、歩きながら理論を音読する暗記法です。(注)交通事故、骨折、死亡等のリスクを伴いますので、自己責任でお願いします。
 
例えば、朝勉強した内容や、昨日の夜勉強した内容、これが本試験で出たら終わりだ。。。。。っというポイントがいくつかあることと思います。こういうキツイポイントを、歩きながら音読します。
この歩きながら音読するというが五感のうち、視覚、聴覚、嗅覚を一気に刺激するので、ただ座って黙読するよりは効率が良いように感じました。
 
 これは、カナダのトロント時代に、不動産資格を取るために、専門学校の授業を受けていた時のことです。ユダヤ教の20代前半の爽やか男子と一緒のクラスを受講していたのですが、彼はいつも教室の後ろに立って授業を受けていました。最初、なんだコイツは!?と思いましたが、リーダーシップも発揮し、頭の回転が速く、会話も面白く、明らかに将来不動産で稼げる営業マン!確定!という感じの人でした。
 あまりに不思議だったので、なんで立ってるか聞いてみたら、立ってた方が記憶に残りやすいし、勉強がはかどるんだ。という回答でした。
 
 そこで思い出したのが二宮金次郎様でした。薪をしょって、教科書を見ながら歩くスタイル。でも、二金は音読していたか不明ですので、パワーアップ版二金です。
 
 大声で鑑定理論を音読しても、誰も気にしませんし、正直他人に気を使っている余裕もなかったので、ほぼ毎日片道20分を永遠と繰り返しました。更地とは、、、、、建付地とは、、、
 
 そして、この二宮金次郎式勉強法のさらに場所記憶法を融合させた、応用版がありますので、これはまた機会があれば書きますね!

 

 ※誤字脱字ご勘弁ください。日本語が変なところはご勘弁ください。

 

今後書きたいブログ

  • 鑑定理論暗記 ニューヨーク編
  • 鑑定理論暗記 ジャカルタ編
  • 鑑定理論暗記 クアラルンプール編
  • 鑑定理論暗記 秋田編
  • いったい何枚ルーズリーフ使ったの?
  • 場所暗記法との出会い
  • 劣等感
もし上記から読んでみたいものあれば、優先して書きますので、コメント頂ければ幸いです!