9月にはいったのに、まだまだ暑い日が続きますね
さて、私は日本語学校で教師をしているのですが、
先日、校内のスピーチコンテストがありました👏👏
クラスごとに選出した学生が、舞台上で日本語のスピーチを発表して
みんなで投票し、最優秀賞に選ばれた学生は、学校代表でスピーチコンテストに出場します。
朝はやく集合したので、私は浴衣で行くのをあきらめたんですが、
発表する学生の一人が浴衣で来ていました
私は学生たちに席を案内していたので、
その浴衣の学生とは「今日は頑張ってね」と一言しか交わさなかったんですが、
気づいてしまいました・・・
浴衣が右前・・・💦
本人は浴衣を着ていることでテンション上がってるし、
紺色の浴衣だったし、遠目じゃわからないし、
スピーチをする子なので、本番前に変なこと言わないほうがいいかなって思い、
いったん学生の案内に戻りました
すると、、、A先生が
「先生!!浴衣で着てた子、逆に着ちゃってるのよ!!直せる?」と
私のところに来たんです
あ~やっぱ気づいちゃったか~
浴衣の学生のところに行くと、本人も知ってて
「先生!!逆に着ちゃったみたいですどうしよう・・・」
(あちゃ~A先生、本人に直接言っちゃたのかぁ)
👘「大丈夫だよ。トイレ行って直してあげるから、おいで」
幸い時間もあったので、トイレに行って直すことができました✌
でも、ちょっとモヤモヤ
席に戻って他の先生から聞いたんですが、
他の先生方も気づいていたんですが、本番前に言おうか迷ってたところ
A先生は、直接本人に「着方違うわよ~」って言ったみたいで💦
スピーチ大会で写真に残るから、結果的に直してよかったと思うのですが、
本番前で緊張している学生に、直接「間違っている」って言ったのは良かったのでしょうか。
しかも、それならA先生が自分で直せばいいのに。。。モヤモヤ
残念ながら、その浴衣の学生は受賞することができなかったのですが、
自信満々で、明るく発表できていました👏👏ヨカッタ
今回の件に関しては、
外国人ばかりの空間で、気づいていたのはおそらく数人です(しかも日本人)
着物民としては、時に街中で着物や浴衣を着ている人を見て
「あっ。。。」って何かに気づいてしまうこともあります
例えば結婚式帰り(?)の人で、
名古屋帯のたれが上に上がってしまっている人を見かけたことがあります。
そんなときも、私は声をかけることができませんでした
すぐ直せるようなことは声をかけてもいいと思うのですが、
大がかりなもの(今回のような右前のように)は
お互いに直せる時間があるか、『自分が』直せるのか、直せる場所があるか
色々なことを考えて、相手の気持ちも考えて声をかけるべきだと思うのです。
今回、A先生は『自分で』直さず、私に直させました
A先生は、相手の気持ちや状況を考えたうえで、本人に「間違っているよ」って言ったのでしょうか
「着物警察」ということばは、あまり好きな言葉じゃないのですが、
ちょっとそのワードがよぎってしまう出来事でした✋