轟く波の音に
誘われるように外に出た

海がよく見える場所に座り
ただじっと
荒ぶる波を眺めていた

いつもより高く押し寄せ
テトラポットに当り
高々と真っ白に砕け散る波

もし今
あそこに行ったら

引く波に拐われ
押し寄せる波と共に
テトラポットにぶつかり
海中に沈み
流れに翻弄され

死ぬ


そこまで考えて
ふと気付く


自分が微笑んでいることに


冷水に翻弄され
命が消えるであろう想像をして


確かにあの時


僕は笑っていたんだ


akatuki.

空が泣いている

押し殺したような

静かな泣きかた


そんな泣きかたしないでよ


僕の中の泣き虫が

燻るように疼くから

どうせな泣くなら


泣き喚いて


akatuki.

最近 気付くと

目が虚ろになっている

視界がゆらゆら揺らめいて

不安で 寒くて 怖い

君がいたら違うのに

君と出逢ったから愛を知って

君と出逢ったから孤独を知った


君を独占したい

その声も唇も肌も熱も吐息も

君を構成している全てを

僕のものにしたい

狂おしいほどに

君を思う毎日


こんな僕を 愛してくれますか?


akatuki.