彼女のために始められることは何一つ上手くいかない。ー
 
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この女性は、1542年に生まれ、生後すぐにスコットランド女王、わずか5歳でフランスへ渡り、フランス王妃となり、18歳で再びスコットランド女王となった悲劇の王妃、メアリー・スチュアート。


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しかしメアリーは悲劇の女王として名を残します。
美貌に恵まれ、これほどよい条件を持って生まれた女王がどうして哀れな末路を辿ることになってしまったのでしょうか?
 
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メアリー・スチュアートは、スコットランド国王の一人娘でエリザベス女王と親戚関係でメアリーの産んだジェームズは、次のイギリス国王となりました。
 
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(メアリーが生まれたスコットランドの城)
 
 
 
1524年12月8日、リンスゴー城でジェームズ5世の第3子として生まれたメアリー・スチュアート。
 
12月14日に父ジェームズ5世が30歳の若さで急死すると、長男と次男が早世していたため、わずか生後6日でスコットランド女王として即位した。
 
 
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メアリーは5歳でフランスに渡りフランス王太子妃に決定し、華やかなフランス宮廷で大切に育てられ、やがて
フランスの白百合』とたとえられるほどの美少女に成長しました

 
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(フランス時代のメアリー・スチュアート)
 
 
メアリーは16歳でフランス王妃に即位。
 
メアリーはスコットランド女王にしてフランス王妃になったのだ。いよいよ誇り高さに磨きがかかった。


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しかしフランス王妃になってすぐ夫が死亡えーん
わずか18歳の若さでメアリーは未亡人になってしまいます。
 
 
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しかも子供がいなかったので実家スコットランドに帰らなければいけませんでした。

当時のスコットランドは華やかなフランスとは反対に貧しい、ヨーロッパの最底辺国と呼ばれていましたショック
 
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(18歳で未亡人。フランスからスコットランドへ帰国するメアリー)

メアリーは恋多き女王でしたが、あり得ないほど男運に恵まれない。

 
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スコットランドに着いて数年後、メアリーは4歳年下の優男ダーンリ卿ヘンリーと反対を押し切って結婚し、後のイギリス国王ジェームズ一世が産まれます。
 
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(年下のダーンリ卿はわずか19歳。メアリーとの結婚生活はすぐに破綻しましたショック
 
 
結婚後のダーンリ卿は甘やかされて育ったただのエゴイストで野心家で自分がメアリーを差し置いてスコットランド国王になろうとする野心家でもあったことがわかった。
 
さらにダーンリ卿は美しい女性に目がなく浮気を始めた。
 
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しかしわがままなダーンリ卿に愛想がつきたメアリーは、愛人で軍人のボスウェル伯と組んで夫をなんと爆殺します。
 
 

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あろうことかメアリーは前夫が死んですぐ、ボスウェル伯とまたまた大反対を押し切って結婚します。
 



 
ボスウェル伯はダーンリ卿とは違い野生的で行動的。男性的な魅力がある経験豊富な軍人でした。
 
 
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メアリーはダーンリ卿が死去した後だというのに、
 
ボスウェルと離れるくらいなら、フランスやイングランド、それにスコットランドを失ってもかまいません。
ボスウェルと引き離されるくらいなら、そまつなペチコート1枚となって、この世界の果てまで行った方がましです!
 
と語ったほどボスウェル伯にメアリーはメロメロだったショックショックあせる
 
 
 
 
 
 
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(メアリーの愛人  ボスウェル伯ジェームズ。メアリー24歳。ボスウェル伯30歳の時に出会いました。)
 
 
夫を爆殺した後すぐボスウェル伯と結婚したメアリーは、どう考えても政治的センスが絶望的にありませんショック
 


メアリーの実家、ギーズ家がわざとメアリーに帝王学を学ばせなかったという説があります。
 
 
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当然クーデターがおき、メアリーははたまたなぜかイングランドに逃げ、ボスウェル伯はのちに発狂し、獄死。
 
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メアリーはエリザベス女王の統治するイングランドに逃げるという致命的なミスをしてしまいます。
 
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エリザベス女王はメアリーを何かと敵視していました。しかし二人は直接会うことはなかったといいます)
 

メアリーは短期間とはいえ、フランス育ちで元フランス王妃、5歳から18歳まで住んでいたフランスに逃げることも、同じカトリックの国スペインに逃げるという手もありましたニコニコ
 
 
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(スペイン王妃エリザベート・ド・ヴァロア。メアリーとフランス宮廷で一緒に育ち、メアリーと同じ部屋で育ったとされるニコ
 
スペイン王妃であるエリザベートとメアリーは一緒にフランス宮廷で育ち、大変仲が良かったので頼ることもできたのですあせる
 
 
 
 
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それなのにメアリーは情勢も不安定なイングランドへの亡命を決意。
 
 
 
結果、囚われの身になり、斬首されるのですから、苦労人エリザベスなら絶対におかさない致命的な選択。
 
メアリーにはまともな家臣が一人もいなかったのでしょうかはてなマーク
 
 
 
 
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イングランドに逃げたメアリーは、エリザベス女王にとって帝位を脅かす危険のある邪魔な存在でもありました。
 
メアリーはイングランド王位継承権を持っていたのでエリザベス女王からしたら頭痛の種でしかありません。
 
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そして哀れな女王メアリーは27歳で幽閉されます。
 
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そしてメアリー44歳。
 
19年の長い長い幽閉生活の後、1587年処刑が決まりました。

 
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(メアリーに処刑の時間を告げる使者)
 

フランスで育ったメアリーは自分の最期をせめて演出しようとしました。
 
フランス育ちのメアリーは白の女王と呼ばれたほどおしゃれでした。
 
 
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(処刑上に向かうメアリー・スチュアート。黒いマントの下には、、)
 
 
 
エリザベス女王の服装は真珠やらダイヤやをこれでもかとつけ、高価そうですが、満艦飾でセンスがいいとは言えないような派手で目が痛くなっちゃうようなドレス。
 
 
 
反対にメアリーの好みはひたすらシンプル。しかし贅沢な生地を使い、身につける宝石は真珠かルビーのみ。 
 
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処刑場であるファザリンゲイ城に現れたメアリーは、白く透き通った長黒い美しいヴェール、貂の縁取りをした黒い絹のマント、首には金の十字架、そして首を切るときにつける目隠しにも金の総飾りをつけていた。
 
19年の幽閉生活でリューマチを患い足が不自由にはなっていたが、芸術的なまでの死装束はかつての堂々たる女王を彷彿させる。
 
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メアリーは洗練されたフランス育ちを自負していた。
 
 
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エリザベスに本当のセンス、エレガンスとは何なのか、見せてやろうと対抗し処刑の日、メアリーは黒いマントをはおり、黒ずくめで処刑場に現れました。
 
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(計算し尽くされた黒いドレスで向かうメアリー。)
 
 

そしていざ処刑となったところでメアリーは黒いマントを脱ぎ捨てました。
 
 
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黒いマントの下はなんと深紅の優雅なドレス!
 
 
この黒から赤への劇的な色彩効果は処刑を見にきた人に衝撃を与えました。
さらにメアリーは侍女に同じ赤色の長手袋をさせた。
 
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殉教者の色である赤いドレスを纏ったメアリーは、首切り処刑人によって処刑されました。
 
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処刑前の演説でメアリーはこう叫びました。
 
我が終わりに我が始めあり。」と。
 

 
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その予言通りメアリーの死後、子のいないエリザベス一世はメアリーの息子ジェームスを国王に指名しました。
 
 
 
 
 
 

 
 
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(メアリーのデスマスク。あまりに愛らしいため後世の創作説も。。)
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
ドラマ『REIGN』はメアリー・スチュアートを主人公にした歴史ドラマ。あまり史実通りではありませんが、日本の漫画を意識した作品で衣装も見所です。
 
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