4月1日、彼女との待ち合わせの日、

僕は仕事をしながらも彼女に2年ぶりに会える喜びと興奮、

ちゃんと話が出来るだろうかという不安で頭がいっぱいでした。


お互いの仕事が終わる時間に会社の近くの喫茶店で待ち合わせをしました。


そしていよいよ2年ぶりの再会…


高鳴る鼓動を感じながら向かった

待ち合わせ場所で待っていた

彼女を見た率直な気持ちは、

「大丈夫かな?」というものでした。

僕の知っている彼女とは違い、

頬がこけていてとても疲れている様子でした。


「あなたのことをちゃんと知りたい

 僕が知らなかったあなたを知りたい

      知らない自分がもどかしい」


そんな気持ちをもって、いよいよ

僕は彼女と話し始めました…


空白の2年間が過ぎたある日、

彼女から1通のメールが…。


その当時、彼女には結婚を約束した彼氏がいるはずでした。

しかしそのメールにはこう書かれていました。

「私もしかしたら一生独身かも…どうしたらいいのかなぁ?」


僕はその言葉に驚きを隠せませんでしたが、

その後のやりとりの中で、当時の彼との婚約を解消したこと、

自分の今後についていろいろと思い悩んでいることを知りました。


そして、「今度ご飯食べて語らない?」という話に。

その時、僕の中では彼女に会える喜びと、一抹の不安が頭をよぎりました。

「ちゃんと話ができるのだろうか」と…


『あなたに会える喜びと 会えるからこその不安

どちらも正直な僕 ありのままでいいんだよね』


彼女に会って話をするのはちょうど2年ぶりでした。

当日まで、僕は憧れの人と久々に会う緊張感に全身を包まれていました。


そして運命の時を迎えたのです…



彼女とはその後1年間同じ職場で働きましたが、

交わす言葉といえば挨拶程度。

僕が社会人野球のチームの一員として活動していたこともあり、

職場で一緒にいる時間もほとんどありませんでした。

ほんとはもっと話したい、仲良くなりたいけど、

なかなか深く切り込めない意気地なしの自分がいました。

自分に自信がなかったし、当時の彼女には彼氏がいました。


そして2006年3月、彼女は会社を退職しました。

でもやっぱり自分の気持ちを伝えることは出来ず、

彼女への想いは憧れのままで終わるんだろうな…などと考えていました。


『元気にしてるかな?あなたのことを想うだけで

  温かい気持ちになれる。不思議だなぁ。』


そういう気持ちで彼女のことを思い出しては、

会社で一緒だったときのことを振り返っていました。


その後はほとんど連絡をとることはありませんでしたが、でも僕のココロの中で

彼女の存在が小さくなることはありませんでした。

その後も僕の所属するチームが都市対抗という大会に出場した際には

球場に応援に来てくれてたりはしましたが、彼女に直接会うことは一度もありませんでした。


そしてあっという間に2年の月日が流れたのです…