

それは毎朝の事なんだけど、なんか違う。
何か重たいものか固いもの投げ飛ばしながら走ってる様な…とにかくうるさい。

あまりのうるささに、いつもより1時間早くごはんあげに居間に行く。
あれ?1人たりないけど

「ゲンー
ご飯はー
」と叫ぶと、二階でゴトゴトゴト
って音がした。




階段を見上げたらゲンが立ってる。
爪みたいになってるヤツが上手いこと、首輪に付けてる鈴の輪っかにハマって取れなくなってパニクったらしい。

ゲンはコンロ周りに飛び散った油を舐めるのが好きな変わり者。
毎日、汚いから、叱られてもやめない。
バチが当たったんだよ。

バカ過ぎる。

やっと家の中が静かになったから、寝直そうとしたけど、笑いすぎて完全に目が覚めちゃったさ
