
夕飯食べてたら、お母さんが急に言った。
背中と脇と三ヶ所キズがあって擦っちゃいけないから、いつも恐々、かがみ見ながら洗う。

けど、洗いきれないし、疲れる。

「うん。洗うて〜。」

こういう時って、恥ずかしいとか、不思議と思わない。
30年前の癌の時も、手術→抗ガン剤 で体力なくなってたころ、何度かお母さんか、おねえちゃんが一緒に入って背中流したり、髪洗ったりしてくれた。







あの時以来だなぁ…。
すっかり歳とったお母さんはもともと何事も恐がりな上に老眼だから、「え⁉︎ 石鹸で洗うん?😳」
キズを避けて洗うから問題ないって言っても「怖いわぁー。」って。笑
普通にキズのないところ洗ってもらうのに一苦労。😂
「あーえぇ気持ち。ありがと。」

って言うと
「良かったですぅ。
もうこのくらいにしとき?また洗うてあげるけん。
」


と、照れ笑い。
ありがとう。

2週間ぶりに背中スッキリした気がする。

そういえば、私お母さんの背中流したことないや。

治療おわって元気になったら、家族で温泉行きたいなぁ…。
で、お母さんやおねえちゃんの背中流してあげたいなぁ。
