だいぶ前になるのでそれがテレビ
の画面だったか、PCかの画面に
ボッティチェリのプリマベーラが
うつっていた
ふと、大学の時のことを思い
出した、その時は確か哲学のゼミ
で聞いた図像学か何かを取り上げ
ていた
西洋のルネサンスあたりの絵には
その当時の思想が多々込められて
いて、この絵にはその時期の
美とは何ぞやを表現されていた
と記憶している
絵の右側には手をつなぐ3人の
女神がいる
中央は貞節の女神がいる、ほぼ
着飾っていない服装で踊っている
彼女が表しているのは厳格な
ルールや法則、技法と言える
そんな彼女をエロスだか
キューピットの矢が狙っている
左側は愛の女神がいる。服装は
華美で派手、エロスの矢に撃ち
抜かれ眼は虚ろ、情念、
パッションの赴くまま踊っている
彼女が表しているのはそのまま
情念、パッション、エネルギー
と言える
貞節の女神と愛の女神はお互いに
顔を向き合わせている。2人が
対峙したアイディアだということ
を現している。
右側は美の女神がいる。素朴でも
華美でもない服装で両の手で清廉
と愛の女神をつないでいる
彼女が表している美とは何か
清廉の女神が表す、ルールや表現
技法と愛の女神が表すパッション
やエネルギーとのバランスや調和
である
表現技法がなければ思いの丈を
鍵盤に叩きつけても騒音にしか
ならないし、
パッションがなければどんな正確
な旋律も人の心に届かない
人の心を震わせ、感動を与える
美しさとはこの両の手の調和だと
表現しているが
これは現代でも当てはまる法則
でそれが服装も化粧も生き方にも
言える、美しさは両の手にある
とわたしは思う
