今日も思いっ切り体調不良だったが

頑張って朝から仕事に出て来た



今朝は、
昨晩早く寝たせいで
朝4時には目が覚めていた

しかし
身体が布団から剥がれるのを頑なに拒んだ

僕は
それから3時間
自分の身体と戦いながら

7時過ぎにようやく布団からはい出す事が出来た

その後は8時まで椅子に座ったまま
呼吸を整え、

家を出る覚悟に備えていた

その間

何度、職場に休みの電話をいれようとしたか分からない

嫁も僕の様子を見て「今日は休んだら」………と



本当は休みたくて、休みたくて仕方がなかったのだが
どこかに、
職場に着きさえすれば何とかなるぞ、という気持ちもあった


僕はその気持ちを奮い立たせる為に

昨晩見た“老人と海”の老人の生き様を思い出していた

巨大なカジキマグロとの数日間に渡る死闘

しかし
老人はその辛さや痛みに負ける事も無く

一人孤独に
カジキマグロと堂々と漁師の誇りをかけ渡り合った

無理矢理ではあるが

漁師の誇りに満ちた老人の生き様に比べたら

今の僕なんて大した事ではない…………そう思った


無茶なこじつけかも知れないが

それで
僕は何とか高田馬場の職場まで辿り着いた



しかし

教室に入ると

顔色を見られ

「甲斐さん、大丈夫ですか?」速攻、生徒さんにに指摘された

………………

………………………

………………………………

夜10時

やっと池袋の仕事も終了した

何とか

何事も無く
一日を無事に過ごせた事を感謝し

池袋駅へと向かった


池袋駅改札前に近づいたところで

おじいさんが通路の中央で倒れているのを発見

何だか、
寝ているにしては
かなり体勢が不自然だった

僕は一度通過した後
死んでいるのではないかととても気になり

後戻りして側に行き確かめた


幸い息はしているみたいなのだが

情けない事に

僕は、衆人の中、
おじいさんに声をかけ
様子を見る勇気までは持ち合わせてはいなかった

だから
改札の駅員さんに
「あそこにおじいさんが倒れています」と報告するのが精一杯

だが駅員さんは

「はい、すぐに確認します。」と
何とも心強い返事を返してくれた

僕は安心した



その後
お疲れの缶ビールを一本買い
いつものように帰りの電車に乗り込んだ


今日一日お疲れ様でした

明日もまた頑張りましょうね
(ρ°∩°)



明日は良い事があると良いな