今日は卒業生の女の子達が学校に遊びに来てくれた

学生だった子が卒業後に顔を出しに来てくれるのは嬉しい

皆元気そうだった!

そして
少しだけ大人になっていた

「甲斐さん、スヌーピーに似ている。」

そう言われた

スヌーピーに似てるなんて言われると嬉しい

僕は
今日は高田馬場を早く去る日

次の職場の池袋に行くために
急ぎ足で
駅に向かって道路を歩いていた、

突然
駅前の大きな横断歩道まえで、3人の警官に取り囲まれた

「ちょっと、すいません。」

「何ですか?」

「いや、ちょっとこの辺りで事件がありまして、かばんを見させて貰って良いですか?」

若い警官が慇懃な物言いで言った

通りすがりの通行人がじろじろと見ていく


「何なの?こんな場所で、皆見てるでしょ、やめてくれ。」

「いや、本当にすいませんね、ナイフとか持ってませんよね?」

「そんな物、持っているわけないでしょ!」


「免許証かなんか身分証明書ありますかね?」





「犯罪歴とかありませんよね?」

僕は、最後のこのセリフでぶちギレた

そこから、警官に向かって失礼な雑言を吐きまくった。


君達も仕事なのは分かる

職務質問
それが警察官の仕事なのは良く分かっている

だが、口の聞きようっていうものもある

僕は若い警官に向かい
かなりな雑言を吐きまくった


三人の中で年長の警官が
もう良い、と言うような仕種を他の二人にした

「時間をとらせて申し訳ありませんでした。」
若い警官が僕にそう言った


“お前、言う言葉が違うだろ……………”

しかし、このセリフは口に出さず、僕は駅の改札に向かった



ホームに立って池袋方面の電車をイライラしながら待っていたら

今年の新一年生の学生が隣にやってきた

僕は先程の事件を彼に向かって喋りまくった


「あんなに人通りの多い場所でそれは失礼ですね。」

彼は僕に同調して、そう言ってくれた



僕は少しだけすっきりした


そのあと彼が言った

「先生って!何かスヌーピーに似ていますね。」


一日に二度目のその言葉!

僕は少しだけ嫌な事を忘れて

無事、池袋駅のホームに元気に降りることが出来た


さあ、
後少しだけ仕事がんばろう!