ピクミンについて語る ~原生生物編~(4) | ころころな趣味。

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原生生物の紹介例については、こちらの記事を参照してくださいまし。

 

 

No.003

クマチャッピー

和名:クマデメマダラ(イヌムシ科)

運搬数:10~20(『1』『2』)/12~25(『3』)

誕生数:15(『1』)/12(『2』)/20(『3』)

価格:10ポコ  体長:88mm

攻撃方法:捕食、振り払い

登場作品:『1』『2』『3』

関連生物:チビクマ、チャッピー、ダンゴナマズ、ダイオウデメマダラ、ケチャッピー、テンテンチャッピー、ヤキチャッピー、ハチャッピー、クイーンチャッピー、ベビーチャッピー、ペロチャッピー、ミズゾコデメウツボウ、ナガダンゴナマズ、タマコキン

 

 

[概要・生態]

①(『1』のEDより引用)

環境などの変化で稀に現れる黒化個体。

生命力が強い。

②(『2』『3』のオリマーメモより引用)

デメマダラの中では中型の部類に入る。

他のデメマダラと大きく異なるのは、デメマダラが比較的せまい範囲をテリトリーとしてその中に入ってきた獲物を捕食する(待ちぶせ型)であるのに対し、このクマデメマダラは、昼間、特定の「道」を定期的にめぐって獲物を探す(パトロール型)であることだ。

クマデメマダラの生息圏では、「道」に入らないように注意が必要である。

 

 

[外見・鳴き声]

チャッピーは、赤地に白い斑紋が腹部にあるのが特徴だったが、クマチャッピーは黒地に赤い斑紋という、いかにも強そうな毒々しい見た目になった。

それだけでなく、チャッピーよりも体のサイズが大きくなっており、唇もタラコ唇のように分厚いものになっている。

虹彩の色は、チャッピーが青紫色であるのに対し、クマチャッピーは赤色。ただし、『2』はチャッピーと同じ青紫色になり、『3』も『2』と同じ色ではあるが、チャッピーの虹彩が紺色に変化したため、クマチャッピーの虹彩は再びチャッピーと差別化されたこととなる。

 

鳴き声はチャッピーと同じ。

『1』と『2』での鳴き声はこのような具合だ。

『グビュルル…』(捕食失敗時[2のみ])

『ワォーン…』(あくび)

『ワァーン!!』(死亡時)

『3』では鳴き声が大きく変わり、何とも表現しがたい声になった。よりクリーチャー感は増したが、その分愛嬌は減った。

 

 

[行動パターン]

①(『ピクミン』での行動パターン)

夜行性のため、主人公とピクミンが行動する朝~夕の間はイビキをかいてグッスリと眠っている。かなり眠りが深いのか、どれだけ近付いたとしても、触ったりバクダン岩を爆発させたりしない限りは起きることはない。

 

クマチャッピーの傍らには、クマチャッピーの三齢幼生“チビクマ”がいることもあるが、チャッピーを起こしてくる小チャッピーと同様、チビクマもチャッピーやクマチャッピーを起こす鳴き声を上げてくる。

チビクマを倒してから落ち着いてクマチャッピーを倒そう。

 

触れたりバクダン岩を爆発させたりすると目を覚まし、ピクミンを捕食しようと襲い掛かってくる。

この捕食動作時に上手くヨケることが出来れば、クマチャッピーはつまづいてしまい、反撃する隙が生まれる。

 

逃げれば追いかけてくるが、地の果てまでもどこまでも追いかけてくるということはない。

どうやら縄張り(索敵範囲)のようなものがあるらしく、睡眠地点から一定の距離まで逃げると追いかけることを諦め、元いた場所へと引き返す。

 

そのままちょっかいを出さなければ、睡眠地点に到着すると同時に周囲を確認し、異常がなければ再び深い眠りに入る。

眠りにつくまでの間に近付きすぎてしまうと、ピクミンたちの気配を感じ取ってしまい、また捕食しようと向かってくるため、就寝するまでは迂闊に近づかない方がよいだろう。

 

 

②(『ピクミン2』『ピクミン3』での行動パターン)

『2』以降は、『1』とは行動パターンというか、習性が全く異なるものになった。

 

なんと、昼間も眠ることがなく、常に起きているようになったのだ。

それだけならまだしも、なわばりのような物はなく、フィールド全体をウロウロと歩き回るという恐ろしさ。

クマチャッピーが生息している地域では、倒すまではピクミンを単独行動させない方が良いだろう。

 

ピクミンを見つけると、捕食しようと近寄ってくる。

しかし、知能はあまり高くないのか、壁や崖の向こう側にピクミンがいたとしても、まわり道をせずに最短距離で向かおうとする。その習性を利用して、壁の向こうにピクミンを配置しておいて、クマチャッピーが壁の向こうのピクミンに集中している所を後ろから攻撃するという倒し方や、落下死するコースにいるときは、壁のない所におびき寄せ、反対側にピクミンを配置しておけば勝手に落ちて死んでいくので、そういう倒し方もできるのだ。

そういうちょっと間抜けなところが可愛い。

 

最後にもう一つ。

一番注意しなければならない習性が、『死んでも(気絶しているだけ?)一定時間で息を吹き返す』ことだ。

いくら生命力が高いとはいってもそんなのアリ!?という気もするが、死んだように見えて実は気絶しているだけなのかもしれない。倒れた瞬間から体力ゲージがゼロの状態から徐々に埋まっていき、満タンまでに達すると、起き上がって再び活動を始める。

完全に息の根を止めるには、オニヨン(ピクミンの住処で、死骸を回収するとピクミンが増える)に持っていくか、あるいは地下洞窟にいるときであればドルフィン初号機の探査ポッドにもっていくか、もしくは倒したときに粉々にできるゲキニガスプレーをかけてから倒すか、崖の下に落とすしかない。

 

 

[倒し方]

①(『ピクミン』での倒し方)

・寝ている隙をついて、背中側から40匹以上の赤ピクミンを連続で投げつける。

→『1』はピクミンを連続で投げる時間的間隔が広いため、通常の方法では高速で連続投擲できない。そうなると、倒す前にピクミンが振り払われてしまい、あっという間に食べられてしまう。しかし、Cスティックを使った隊列移動を行い、オリマーの周りにピクミンを寄せ集めた状態で連打すると高速で投げることができ、振り払われる前に倒すことが出来る。

振り払いは攻撃に時間がかかり過ぎると発動されてしまうので、そうなる前に呼び戻すか、ワンターンキルできるくらい大量のピクミンを投げつけよう。

チャッピーよりも耐久力と体力が増しているため、より大量の赤ピクミンで攻撃するべし!

・寝ている隙をついて、60匹以上の赤ピクミンを隊列移動によってまとわりつかせ、袋叩きにする。

→赤ピクミンが大量にいるならこのやり方の方が安全かつスピーディ。投げつけるよりも犠牲を出す可能性が遥かに低く、しかもかなり素早く倒すことが出来る。

ただしこの方法だと、『クマチャッピーが死んで倒れる際、押しつぶされるかたちでピクミンが地面にめり込んでしまうことにより、落下死判定されていつのまにかピクミンが死んでいる』(本来は死んだときに抜ける魂が見えるのだが、落下死判定のときは魂が見えない設定になっているため、死んだかどうかはピクミン数の変化を見て判断する他ない。余計タチが悪い)という致命的なバグが発生することが稀にあるので、注意が必要。

・寝ている隙をついて、バクダン岩を2個爆発させる。

→『1』では、黄ピクミンがバクダン岩を扱えるため、2匹の黄ピクミンを寝ているクマチャッピーの側に投げる。

 

②(『ピクミン2』での倒し方)

・壁の向こう側にピクミンやオリマーたちを配置し、クマチャッピーがそちらのほうへ注意を向けている隙に、背中側から15匹以上の紫ピクミンを連続で投げつける。

→先述したちょっとおバカな習性を利用して、おとりを壁の向こうに配置するおとり作戦が有効。背後から回るときは相当近寄らない限りは気付くことはないので、紫ピクミンを連続で投げつけてさっさと倒してしまおう。

倒した後は、死骸を回収するのを忘れないように。一定時間でまた復活してしまうのだ。

この方法の注意点として、おとりを配置しておく壁が薄すぎると、クマチャッピーのデカいタラコ唇が壁の向こうに貫通して、おとりのピクミンが壁越しに食べられてしまうのである。物理的にはあり得ないことだが、壁が薄すぎるとクマチャッピーの捕食判定に触れてしまうことによって起こってしまう現象のようだ。なので、この方法を使うときは壁の厚さに注意。

・崖の向こうにおとりのピクミンやオリマーなどを配置して、落下死させる。

→地下洞窟のステージには、ピクミンが落下死するようになっているステージも存在し、そういったステージにクマチャッピーが登場する洞窟もある。

そのようなときはおとり作戦を応用して、クマチャッピーを落としてしまおう。

あのギョロ目でこちらの方を凝視しながら無反応で落ちていく様はちょっと間抜けでクスっと笑える。

・ゲキニガスプレーを使う。

→『2』の初心者プレイヤー救済措置として、ゲキニガスプレーなるアイテムが存在する。

このスプレーは、フィールドに生えている草から採取できる実の果汁を集めて作ることが出来るのであるが、その効果は強力で、吹きかけられた原生生物は一定時間石像のように固まってしまうのだ。

石化している間に倒してしまえば、死骸も残らず、中から大地のエキス(ピクミンの頭の葉っぱやつぼみが花に成長し、足が速くなる)かゲキカラスプレー(ピクミンの攻撃力が上がったり、足が速くなったりする)のエキス、ゲキニガスプレーのエキスのいずれかを放出するという素晴らしいシロモノだ。

ゲキニガエキスは珍しく、大地のエキスやゲキカラエキスよりも収集しにくいため、むやみやたらにポンポン使うべきではないのだが、クマチャッピーに関しては無犠牲で倒すのが少し難しいため、慣れるまではガンガン使ってしまおう。

 

③(『ピクミン3』での倒し方)

・目玉を狙う。

→『3』では、チャッピー系の敵は目玉が弱点という要素が追加された。目玉にピクミンを当てると、ひるんで動きが止まるようになったのだ。また、ピクミンが食べられたとしても、噛み砕かれる前に目玉に当てれば吐き出してしまうため、救出できるようになった。

そのため、起きている状態でも真っ正面から目玉にピクミンを投げつけ続ければ、チャッピーがピクミンを食べる暇もなく一方的に攻撃し続けることが出来るようになり、この方法でも安全に倒すことが出来る。

『2』では有効だったおとり作戦も、『3』では地形の関係もあって通用しにくくなったため、目玉を狙う方法が最も安定する。

・バクダン岩を爆発させる。

→『2』ではピクミンが扱うことができなくなったバクダン岩だが、『3』では、再びピクミンが扱えるように。しかも、黄ピクミンだけでなく、全色のピクミンがバクダン岩を扱えるようになった。

そのことを利用して、近くにバクダン岩が落ちている場合は、バクダン岩を使ってクマチャッピーを倒すのが最もスピーディに倒せる。しかし、暴発したり爆風に巻き込まれてピクミンが爆死してしまう事故も発生しうるので、バクダン岩の暴発と爆風の巻き込みにはくれぐれも注意されたし。

 

 

[補遺]

クマチャッピーは設定がコロコロ変わっている忙しい原生生物。

死骸を回収した際に誕生するピクミンの数は『1』『2』『3』で毎回変わっておりますし、体格も変化しているのか、『1』『2』と『3』で死骸を運ぶときに必要なピクミンの数が異なります。

 

そして、最も大きな変化は…?

 

もうこの記事で述べておりますし、ピクミンをプレイ済みの方なら、聞くまでもなくもちろんご存知でしょう。

 

① 日中でも寝ずに歩き回るようになった

② 倒しても一定時間で蘇生するようになった(気絶してるだけ??)

 

この二点!

 

『1』では、上記のいずれの設定もなく、昼間はチャッピー同様グースカ眠っており、倒せば息を吹き返すこともなく、単にチャッピーが少し大型化して体力と捕食力が増した、チャッピーの強化版のようなものという印象の原生生物でした。

しかし、『2』からは上記二つのトンデモナイ習性が追加されてしまったのです…!笑

 

この変化に大苦戦したプレイヤーも多かったのではないでしょうか?

『2』には強力な紫ピクミンがいるとは言え、それでも常に起きていることで、おとり作戦を使わない限りはこっそり忍び寄るというのは不可能ですし、体格が大きい分、ドスン!と紫ピクミンを投げつけることも難しいので、大ダメージを与えたり麻痺させたりするのが難しく、紫ピクミンをもってしても少々倒すのに手こずってしまいます。

 

『3』では紫ピクミンが大幅に弱体化された上、ストーリーモードでは登場しないばかりか、ゲキニガスプレーも廃止されたので、更に攻略が難しくなっています。

まあ、『2』とは違って全てのピクミンがバクダン岩が扱えるようになったり、チャッピー同様目玉が弱点という性質はクマチャッピーにもあったりするため、無犠牲で倒すのが困難というほどでもないのですが、初心者を苦しめる存在であることに変わりはないでしょう。

 

しかし、『3』では、ピクミンを見失ったり食べ損ねたりすると、“クソッ!”とでも言いたげなカンジで片足を上げて地団太を踏む仕草をするようになったので、そこはちょっと可愛くなりましたが…笑

あと、おとりを壁越しに配置しているときに、大回りしようとせずに壁の向こうにひたすら突き進もうとしているおバカな行動も可愛いです笑