香を焚いたの文の意味を調べている方がいたので。


みまかるにふないりもなき

なくなつたのに、棺にすらは入れず、

あまたなるみたまかえれと

沢山の、みたまたちかえつてゆきなさい、

うからやからのもとつところへ

家族や、親族、大切な人のところへ、

かぜのとのとおきむかしのはなしとぞいわせまじ

あの日の事を、すごいむかしのお話し、知る人もないむかしの話しとは、言わせません、語り継ぎます。

うみのこのやそつづきすえずえのさきのさきまで

生まれて来る子供のまた、子供のたまさきの先まで、

今は、まだただかなしくもあわれなる

今は、余りに突然のことで受け入れるのもかなしく、心が、乱れうちひしがれている、


のこりしものの涙かれずも

残された、生き残った人達の涙は、渇れる事がないほどです。

またのぼる、ひをおろがむるもろひとの

そうは、申しましても、日はのぼり日にちは過ぎます。
朝日を、人びとが拝みます。


いれひものおなじこころにさだむるは

皆、等しく同じ思いで、心を決めました。


いやさかえにぎわうちまたやちまたの

繁栄して賑わう道々に、


ゆきかうひとのあまたなる

行き交う人が、沢山の、


ひとにぎすまうおのがふるさと

人が、喜び住まうかつての自分達の故郷に、したい。


はるちかしなぎにまいとぶとりのごと

はるちかい、凪の水面の上を翔ぶ鳥のように、


あまたかくみたまのぼりて

空高く、みたまたちよ海のそこからのぼつてゆけ、

ちはやふるかみのくもいのたかみより

神様のいる雲の棚引く高い所から、

みはるかしまもりみちびきたまえとぞ

遠くまでご覧になられて、私達の成す、復興の様子を見守り、お導きくださいますよう、


こいのみまつるのりのことのは

心を込めてお祈り申し上げる、言葉をお聞きくださあ。


のような事です。


チッヒーは、現地まで行けないので、家で、香を焚いて、先程の歌を祝詞のかわりにそうじょうしました。