正月の時
親戚の叔母から言われたのが
どうしてお正月は
子どもたち置いて
さっさと帰ってしまうの?
だった・・・
叔母いわく
子どもを実家に置いて
自分たちだけお正月満喫してるのか?
と言いたいらしい
いやいや
うちの父親が
子ども置いて、さっさと帰っていいから!と言うのだよ
説明しても
釈然としない叔母
どうも叔母は
私たちが楽したいがために
子を実家に置いていくものと見えたらしい
お正月は
いつも私たち夫婦がいないのは
自分たちが面倒な親戚付き合い抜きで楽したいのだと
そう言いたいのだ
だがね
私たちにさっさと帰るように促してるのは
何を隠そううちのオヤどもなのだよ
どうも
私(たち)がいるのが嫌みたいだ
まぁ雰囲気から
察すればわかるけども
昔からこうなので
大して気にも留めなかったが
さすがにある日
旦那が
「何で俺らは正月・盆に追い出されるんだろうね?」という問いに
恥ずかしながら私は答えれなかった(苦笑)
どうも
オヤにとって
私の存在そのものが汚点らしい
まぁそんなことは
昔からよくよく身に覚えはあったが
ハハいわく
私がこんな目に遭うのはお前(わたし)のせいだ!と言う
チチいわく
お前さえ我慢すれば、この家はうまくいくんだ!と言う
アホらしいのでスルーしつつ生きてきて
成人後、オヤに大反対受けながら旦那と結婚するが
これもまた癪に障るネタらしく
何かというと
旦那の悪口を言うのにムカつき
よく衝突したものだ
げに恐ろしきは
未だにオヤコ関係やっている私なのだが・・・
実は
これも一つの処世術だと割り切って付き合っている
まぁうちの子どもたちが華麗なる爺っ子でして
さすがに厳しすぎる母親ばかりじゃ可哀想だと思って
実家を子どもの避難所だと思って実家に差し出している
がしかし
さすがに
くだんの叔母のように
アンタたちが子どもを置いて
好きなようにやっている
親戚付き合いが面倒なんでしょ?と言われると
ウザいっすねえ・・・
そんな風に見えるのかね?
凄いなぁうちの親戚は
この華麗なるオヤにして
華麗なる親戚どもよ
何かを反論すれば
百の文句が返ってくるので
最小限にしか切り返さないけども
長年やってきた爪弾き者の心得として
こういう連中とは
まともに付き合わないこと
これに尽きるな
そろそろ
うちの子どもたちに
「かぁちゃんの事情」というのを教えるべきかな?と思ったり
いや待て、まだ早いよな?と
悩んだりするが
そのうち言わなくてはいけないかな
歪んだ家庭環境で生きて思うのは
内部に入ると
その異常性にまったく気付かない
これが一番怖かったりする
私の場合
旦那がそれはおかしい!と
声をあげて
ようやく
やっぱりそうか?と思うようになったんだから
我が実家の場合
何が歪んでるのかというと
スケープゴート(生贄の羊)がいないと
うまく成り立たない家であることなんだよ
これは実に異常なんだよ
病んだ家族だと言っていい
昔のこと
嫌でも先祖問題に関わった時があって
そのとき初めて知ったのが
戸籍にはない親戚の存在だった
その方は若くして不幸な死に方をし
それで私の夢枕に出て、
訴えてきたんだが
そこで私は我が家の
というか
我が一族の連綿と伝わる
異常な家族文化というものを知ることになったんだ
この異常な家族文化を
宗教家たちは「因縁が悪い」という表現をするのだろうが
当の本人・・・
すなわち
スケープゴート役やらされてる方の人間としては
因縁のせいにされたらたまったものではない
死活問題なんだよ
生死に関わるからね
結局どうにもならなくて
心霊と心理学の両方から勉強するはめになって
今に至るが
その時思い知らされたんだ
スケープゴートやらされる人間や
その異常性に気付いた者しか
立ち向かえない問題なんだと
嫌でも気づかされたんだ
そして
気付いた者が問題に立ち向かい
対処しなくては
また子孫に連鎖する恐ろしさも思い知らされるんだ
因縁の解決って
霊能者マンガでは簡単に言うけども
実際大変な努力だよ
長年染み付いた異常な思考や生活形態を
正常な状態に戻していくなんて
だいたい何が「正常な状態」なのかも
よくわからないのに
私はそれを何十年もやってきた
今でもどこまで解決に向かってるのか全くわからん
ただ思うのは
同じ過ちを繰り返さないこと
これだけだね
同じ過ちとは
スケープゴート作り出すような家庭環境にしてはいけない
虐待してはいけない
子は自分の見栄を満足させるための存在ではない
etc
挙げたらキリがない
ただ「過ち」と言っても
何が過ちなのかすら
わからないときもあって
そういう時は
普通の家庭に育った旦那に聞いたり
本を読んだり
専門のスタッフに聴いてもらったり
先輩お母さんの話を聞いたりして
なんとかしのいでるw
時に
過去のトラウマと
オヤから受けた仕打ち、
思い出が溢れ返って大変な時もあるけど
それでも
こんな一族から爪弾きされてよかったと思う
そうでなければ
気付かなかったからね
だいたい
爪弾き者は
弱い心じゃやっていけんのさ
憎まれてナンボだと思うぐらいがちょうどいい
たとえ誰かから
恨まれようが
憎まれようが
理不尽な扱い受けようが
愛するもののために立ち向かわなくては
まぁそういうことで
爪弾きされる者の戯言でした