昨日、息子と一緒に月一回のスクールカウンセリングに行った。

カウンセリングに行くのは息子のアスペルガーの症状と学校での状態確認。

しかしその殆どは先生との雑談で終わる。

その中で、先生が「息子ちゃんが通う〇〇小学校はちょっと…いやかなり特異ですね」と仰る。

「どんな風にですか?」すかさず聞き返すと、躊躇いながら「陰湿なんですよね…ここまで酷いのはあまり見かけません…」

ああやっぱり…。
先生も感じてるらしい。

「〇〇小学校に通う生徒さんと保護者の方を何人も担当していますが、皆さんも一様に同じこと仰っていました。私もそう感じます。陰湿ですね。小学生らしからぬ、そんな印象を見受けます。多分そういう土地柄なんでしょう」

それを聞いて目眩がしてきた。
私も引っ越してきて早9年。ここは陰湿な土地だと常々感じていたから。

問題は子どもだけでなく親も陰湿なこと。だから余計よろしくない。

これは俗にいう土地の因縁も関係してるんだろう。
全く無関係でも、癖のある土地に住むと性格が変わっていく、という。

古戦場、宿場町、陰惨な刑場跡にその他もろもろ。
暗い歴史の町。
こういう歴史が因縁を作る。
そしてそれは人に大きく影響する。

その日の夜、私は不思議な夢を見た。
大きな沢のある場所で、身なりの貧しい男たちが叫んでいる。
「女なんか売ればいいんだっ!」


売られた女達の悲しい叫びと無念さと、女を売った男達の怒号と傲慢ぶりと。

ここは陰湿な土地だ。
未だに暗い歴史が留まっている。
私達も気を付けないと巻き込まれる。
強く自戒した日だった。