友人との電話を断ったのが数ヶ月前。

その後、二回ほど友人から電話が来たのだけど、怖くて出る気になれなく、スルー。

そうしたら友人からも電話が来なくなってきた。


しかし連絡を絶ったら大丈夫、という展開にはならなかった。

相変わらず、彼女からの念が私に飛んできた。




アタシはね、アンタなんかより凄いのよっ!!


ねぇ、アンタって、何やってもダメよねぇ~

ちょっと恥ずかしくないの?


アンタなんかアンタなんか、

全然ダメじゃないのよっ!


お前なんかアタシにひれ伏せばいいのよっ!


アタシの方が強いのよっ!!



お前なんかお前なんか!

アンタなんかアンタなんか!

罵声や暴言めいた想念が毎日のように私のもとに飛んでくる。


そのたび、私は凹んだ。



私は彼女に何かしたのだろうか?

気づかないところで彼女を怒らせたんだろうか?

そう思うたび気が滅入った。


しかしそれにしても凄まじい念のことよ。

ネチネチと問い詰めるような批判というのか、暴言というのか。

この念のいやに執念深く、タチの悪いこと。

閉口した。


そんなのが連日連夜続き、私はだんだんと怒りっぽくなってきた。

朝から一日中イライラし、何かの拍子で一瞬忘れるようなことがあっても、

またあのネチネチっとした念が来て、またイライラ感が呼び戻される・・・という繰り返し。


何やっても手が付かないし、イライラするし。

しまいには家族に八つ当たりすることもしばしば。

そのたびにどうして友人はこんなに私に嫌な思いを抱くのか、疑問に思い、そして悲しみ、苛立った。


しかしだんだんと容赦しない想念攻撃に腹が立ってきた。

友人でなかったら、おもいっきりやり返すことができるのに・・・などと物騒なことを考えつつも思いとどめ。

一度腹を割って彼女と話し合おうか、そう思い直してきたある日のこと。

友人から電話があった。



ああ、もうこれで終わりにしよう。

ねえ、こんな虚しい攻撃はやめてくれないか?

そんなに怒れてくるなら理由を教えてちょうだい。

何があなたの気に障るのか?

何をそんなに怒れるのか?


などという質問が頭に浮かんでは消えつつ

受話器を取った。










追記:


友人へ。

忙しいのにメッセありがとう。

記録残させていただくわね。

ご厚意に感謝します。