ああ片付けないと。。。



そう思いながら

リビングでうたた寝。



でも片付けないと

アレしないと

コレやらないと。。



心の中は急いている。



でも体が重い。

瞼が重い。

心臓が苦しい

脚が痛い。



眠りの世界に引き込まれる。



・・・



気がついたら

わたしは自分の部屋の片づけをしていた。



引き出しを開け

中の服を整頓する。

本を棚に入れる。

出しっぱなしのオモチャを片付ける。



棚の中が汚いので

掃除しようと思い立ち

中の本をみんな出そうと思って

本に手をかけた瞬間

本を落とした。



落として

慌てて拾おうとした。


が・・・

体をおもいっきり

棚にぶつけてしまった・・・


ドタっ!

ガタンっ!!

バサーっ・・・・



物のぶつかる音

本の落ちる音


がたがた

ガタガタ

ゴトン




一階から

何か音がする。


何かの叫び声?


何の音?

誰か

旦那が?

なにか言ってる?


なに

なに

何?


何喋ってるの?

何言ってるの?

聞こえないよ?



急いで階段に向かう途中で

目が覚めた。




気がついたら

私はリビングのソファーで眠っていた。



主人が何かブツブツ言いながら

二階に行く。


しばらくして

二階から降りてきた。



「どうしたの?」

眠い目擦りながら

聞いてみると



さっきから

わたしの部屋がうるさくて

あんまりガタガタ言うし

聞こえてくるし


いつものことだと放っておいたんだけど

あんまり煩いから

泥棒かもしれないと思って

覗きにいった。


「でもやっぱり誰もいなかったよ」と、旦那。



ああ~うんうん。

犯人はワタシです。



「またやってたの?アンタいい加減にしときなさいよ・・・」



で、一件落着。




だいたい我が家のポルターガイスト現象の主犯はワタシか子ども達。

ワタシも子ども達も気づかないでやってるのが多い。



ラップ音も

よそから来たユーレイさん達よりも

自分たちのが多かったりして。



まあともあれ

幽体離脱してでも

家事するの。



見事な主婦魂でしょ?




あ、違う?

普段から家事しれ?






ハイ、左様でございます。