昨日、熱田神宮に参拝しに行った。

(ええ、それで科学館へ到着遅れたのよ)



朝7時過ぎ。

朝露が眩しい森の中、拝殿に向かって歩く。



道中、面白い表情した鶏四匹に出会う。(わたくし動物の顔がわかるの)

鶏相手に遊びたい気持ちを我慢しつつ、拝殿に。


しかし・・・カラス多いねえ。

目の前を三匹くらい通り過ぎていきましたのよ。



道中あの蛇さん夫婦が棲んでいる、お猿さんの顔をした御神木に出会う。

もう少し暖かくなったら、蛇さん出てきそうです。

その時を楽しみにしておきましょう。

御神木に手を合わし、再会を誓います。



一の鳥居、二の鳥居、三の鳥居と進み、ようやく拝殿へ。



拝殿には人が1~2人がお参りしてるだけで

完全に貸切状態♪



拝殿に向かい、まず二礼を。

そのとき拝殿の奥から一陣の風が。

あまりにも気持ちよい風に、思わず二礼が止まってしまう。



慌てて、礼をする。

またも拝殿奥から風が来る。

ヒュルリ~という風。

後から後から、清々しい風がやってくる。

なんて気持ちよい風なんだろう。

もはや参拝マナー放置???

うっとりしながら、風を堪能する。



しばらくしたら気付く。

拝殿奥の白布がパタパタ大きく揺らいでる。

白布の奥が見えるぐらい。

そのまた奥の白布もパタパタ、なびいてるのが見える。

二重白布だったのか~と思いつつ、

一番奥の様子がチラチラ見える。



風はずっと続き。

桐笹の御神紋の布もたなびく。

奥の拝殿の白布もパタパタ、気持ちよく泳いでる。



朝日が差し込んだ拝殿は

光り輝き、神々しさが更に増し。

清々しい御神風は耐えることなく続き。

美しい世界に終始うっとり。



しばらく堪能して

拝殿をあとにする。



お札所の辺りを散歩がてら歩いてたら

東奥に烏帽子姿の白装束の男性たちがズラーっと並んでるのが見える。

どうやら神官の人たちみたい。

様子をそのまま見てると、建物から大太鼓が鳴り響き

身分の高そうな神官が二人出てきた。

彼らを先頭に、白装束の男性陣は森の中のどこかへ消えていった。



近くにいた巫女さんにお話伺うと

「今日は昭和祭なんですよ。今から始まるんですよ」と、返事。

内容は関係者のみで、教えれないのだとか。



そうか、今日は昭和天皇誕生日だもんなあ。

きっと我々下々の知らないところで

こうして祀りは受け継がれていってるのか。



日本が平和なのも、陰日向で平和の祈りを捧げる人たちの存在があるからこそ。

今日の熱田詣でで、なにか大切なことを教えてもらったような気がした。




いつまでもいつまでもここにいたいけど

後ろ髪引かれる思いで、熱田をあとにしました。