エボラ出血熱ウイルスのゲノム解析を行った論文を見つけました。
少し古い論文(2014年)ですが、
このウイルスの変異の激しさと、ルーツが推定できる論文です。
突然勃発すると、大騒ぎしている間に消えてします。
そういった流行を繰り返してきたウイルスです。
媒介動物が、未だ、特定されていません。
死亡率も感染力も高く、怖ろしいウイルスです。
4カ国50人以上の研究者の共同研究論文ですが、
論文が発行される前に4人の方々が亡くなっています。
この論文が出る前までは、
西アフリカの動物にこのウイルスが循環していて、
何らかのきっかけで人に感染すると思われていました。
この研究では、中央アフリカの動物(オオコウモリが疑わしい)
から人に感染した疑いが強くなりました。
HIV(エイズウイルス)と同様ですが、
こういった命がけの研究には、心から敬意を表します。
素晴らしい成果で、感銘いたします。