図書館2階のカーペットが新しいものに交換されました。
新築の香りが心地良いです。
真新しいカーペットの匂いが、何度も来たくなるような気にさせてくれます。

まだ誰も足を踏み込んでいないフロアの写真を撮りました。
また次に交換するのは、僕が定年後のことになるでしょう。
その頃は、スタッフも学生さんも、すべて顔ぶれが変わっていることでしょう。


僕は読書家の方ではありませんが、自宅で勉強するのに飽きると、
小学校時代からずっと、勉強場所としてよく図書館を利用していました。
たくさんの書籍に囲まれた静寂な雰囲気は、集中したい時に最適の場所です。



大学院時代、地下フロアのお気に入りの場所を、
自分の勉強スペースに占有していたことが懐かしいです。
なぜか誰もそこには寄りつかなかったのです。

古い木製の机でしたが、デスクスタンドがあって、すぐ横には窓がありました。
夜、暗い地下フロアで、そこだけを蛍光灯で照らして勉強するのは、
広い世界に自分ひとりがいるような感覚になれて、研究書を読むのが捗りました。

真冬の夜は、外気温零下40℃以下、
窓の外には、街灯に照らされて無数の小さな光を放つ、
綿菓子のように軽い粉雪が1メーター以上の厚さに降り積もっておりました。
懐かしい、カンサス州立大学図書館での想い出です。


そんなことを、ふと思い出させてくれた、西女の真新しいカーペットでした。