こんにちは!
40歳になってADHDが発覚して、色々人生の中で凄く濃い人生をこの1年間歩んでいます。
ネット記事みたいに綺麗事を並べたくはなく、事実を伝える為に遠慮せず書こうと思います。
誰かが救われれば良い。思うのはそれだけです。
ADHDとは
ADHDとは「注意欠陥・多動性障害」と分類されるもので、脳の前頭葉(脳の額側にある思考、行動性を司る部分)の発達障害が引き起こす症状です。
ADHDは病気か、才能や個人の特性か
これは日本の「普通」が美徳な考え方では病気扱いされ、普通じゃない事「才能」が活かされる欧米では「個人の特徴」と捉えられる症状で私自身病気と捉えてはいません。
発生原因
脳神経内の情報伝達物質、「シナプス」の不足により思考が浅い、多動性を引き起こす、落ち着きがないなど症状が出ます。
ADHD治療は選べる時代
今は脳科学が発達して、ADHDの症状を抑える薬や、rTMS治療、ニューロフィードバックなど有効な治療法が選べる時代です。
欧米では保険対象で治せますが日本は遅れていて、精神科、メンタルクリニックでの治療は保険適用対象。
それ以外の脳治療については一律自由治療で高額なお金がかかります。(2022年現在)
世間では「一生治らない病気」とか、治療法を紹介しない記事が散見されていますが、
それは正面から全否定させて頂く。
9割は改善できるものであるらしいです。
ADHDが持つ特性
大企業の経営者や、アーティストなどに高い特性を持つ世間では、「キラキラADHD」と言われているADHDの才能を活かせた欧米人や有名画家の話を美化して「天才病」とか言われていたりします。ただ、ADHDの特性は個人個人違うので鵜呑みにしない方が良いです。
才能を活かせる人はごく一部。
時代に選ばれて「天才」という肩書きを手にする人もさらに一握り。
活かせず苦しんでいる人は大半だという事は知っていただきたい。
ただ、「天才」になれるチャンスや才能を持っているという点は健常者より確実に優れていると思います。発想力は特に差が顕著に出ます。
悲しきネット記事の実情
正直こんな記事、ネットで沢山見ますが、聞こえは良いですが発想、発言、思考それぞれが「普通」ではない為、人生ハードモードでスタートした私達からしたらかなり「イラッ」とする健常者からの言い方でもあります。
ただ、ADHDの人を責めるのはやめて欲しい。
木下優樹菜さんもADHDを告白しましたがかなり勇気がいるものです。
最近では「ファッションADHD」って言葉まで出て、「自分は特異である」という自称の理由付けに、病院で検査もせずADHDを語る人すら現れる始末。
良くも悪くもADHDという言葉は最近浸透してきたのかもしれません。
先天性・後天性
ADHDは私のように生まれながらにして持った先天性、20歳以降に発症する後天性と2種類があります。
先天性の私のパターンは以下のような症状が昔からありました。
小さな頃から物覚えが昔から悪い、忘れ物は日常茶飯事。無くしものをよくする。
特異分野だけは時間を忘れて体力の限界までどこまでも没頭する「過集中」。
中学で特異分野のテストの結果だけはずば抜けている。
興味が無い事は右から左に流す。
ちょっと時間があればボーッとする。
特異不得意に凄い差がある。
回りとは明らかに違う発想、発言をする。
空気が読めない。
たまに大胆な行動を取る。
生まれながら回りより劣るので深層心理での劣等感が極端に強い。
などなど。
大人になれば社会の荒波に飲まれて改善されるものも勿論ありますよ?
海外でのADHD評価
海外では「特異な才能」として経営者やアーティストで爆発的な才能を発揮しています。
ADHDは日本では生きずらい
日本では「普通」である事が美徳とされていて、ADHDを持った私達の特徴は「出る杭」。昔からいじめられる対象になりやすかったりします。ただ、その恩恵を受けて人の痛みが分かる人で、誰にでも優しくできる人が多いのも事実です。
ADHD持は散々打たれて生きてきたタイプだと思う。
こんな特徴を持っていて日本ではかなり生きずらいです。ADHD持ちは自殺率5倍と言われています。
ADHD告知はかなりショックを受ける
「普通」ではない人生だったと医者から告知された瞬間、人生全否定された気分にもなるし凄いショックを受けます。
親も然り。先天性ならなお親は責任を感じてしまうからADHDの件は話し方を配慮すべきではあります。
2022年10月にある少年が、ADHDである事が理由でダムに身投げをしてしまう痛ましい事件がありました。
苦しんでいるのはあなただけではない
誰かの役に立てば良いと思ってちょっとADHDを持った私はどう立ち向かっているかを、記事にしていきたいと思います。
最初に言っておく事は、世間では一生治らないイメージしかないがADHDは9割治せるもの。
薬だけでもかなり改善されます。
私のように現在ADHDで苦しんでいる方々、命を断とうとしている方に「待て!」と考え直してもらえる前向きなものにしたいと思うので、綺麗ごとではなく私の体験談を伝え、誰かの役に立つ為に記事を書いていきたいと思います。